【奈良時代の授業ネタ②-万葉集の貴重さ、この時代の国際色とは-】
どうも、野本です。
奈良時代の小ネタ2回目です。
【東大寺建立の真相-教科書には載せられない話-】
に音声を載せました。
よろしければ、参考にして下さい。
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〇世界的にも珍しい歌集、万葉集
奈良時代の歌集と言えば、万葉集。
天皇から一般の人々まで、様々な心情が
込められた歌が登場します。
現代人からしてみれば、歌を通して
当時に思いを馳せることが出来る
訳ですが、
この万葉集、
世界的にも非常に珍しいものなのです。
「え!?どこが?」と思いますよね。
もうすでに答えは言ってます。
『天皇から一般の人々まで、様々な歌が
一つの歌集としてまとめられている』
からですね。
世界の歴史を見たとき、
世界は厳格な身分制度によって
支配されている国が多く、
万葉集のように、様々な身分の人々が
一緒にまとめ上げられることは
非常に少ないです。
逆に、
当時の日本は差別的な意識が弱く、
庶民文化的な側面が強い
ことがうかがえます。
そもそも、
一般庶民でさえも歌を詠み、
それを残せた位ですからね。
こういうことを考えたとき、
世界的な流れとは一味違う、
日本の文化って素晴らしいな~と
思いませんか?
〇国際都市、平城京
奈良の天平文化の特徴として、
「国際色が豊かな仏教文化」
みたいな感じで習いますよね。
記述問題としてよく聞かれます。
この国際色を紐解く証拠として、
「正倉院」が挙げられます。
聖武天皇の宝物として収められていた
物が、シルクロードなどを経て、
日本にたどり着いたからですね。
ただ、他にも例は挙げられます。
奈良の大仏の開眼供養の際、
平城京には中国人や朝鮮人だけでなく、インド人やベトナム人も訪れていて、
一説ですが、白人も来ていたのではないかとさえ言われています。
この時、
平城京にいる人の4分の1が外国人
だったそうです。
「国際色豊か」と言っても、生徒には
何のことだか分からないと思いますので、
こういうことも言ってあげて、イメージを
膨らませてあげると良いと思います。
最後に、鑑真来日
♪鑑真が、唐の国から登場だい(唐招提寺)
登場だい(じ)=唐招提寺(とうしょうだいじ)
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【奈良時代の授業ネタ①-荘園形成の背景や社会の荒廃、この頃の使いについて-】
では、今回はこの辺で。
このブログを読んで下さる方々に
最大の敬意を込めて。
あなたの生徒が輝く授業を
最大限していきましょう。
ありがとうございました。
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