【結局、EUってトクだったの?中学社会における、EUのメリットとデメリットの説明】

統合を強めるヨーロッパの国々




 

【結局、EUってトクだったの?中学社会における、EUのメリットとデメリットの説明】

 

 

どうも、野本です。

 

今回は、グローバル社会の象徴、

EU(ヨーロッパ連合)はトクだったのか?

 

ってそんなお話です。

 

これには、

様々な見解があるかも知れません。

 

私個人的なお話としては、

 

塾講師新人の頃は、

気持ちも何もかもがピュアで、

 

「世界の国境が無くなって、誰もが簡単に行き来することが出来たら素晴らしいねぇ~。」

みたいなことを言っていました。

 

しかし、今となっては、

ざけんじゃねぇぞゴルァ(# ゚Д゚)

 

って感じに変わってしまっています。

最早、ピュアさの欠片も残っていません。

 

そんな訳で今回は、

EUは素晴らしいものなのか、

それをメリット・デメリットを見て

考えたいと思います。

 

よろしければお付き合い下さい<(_ _)>

 

 

〇EUの起源

 

平和への貢献

EUの起源についてお話します。

 

まず、フランスとドイツはお隣同士。

近くに石炭が沢山採れる地域があります。

 

しかし、無条件で分け合うことなんて

出来るわけがありません。

両者で奪い合うことになってしまいます。

 

ここで、考え出されたのが、

お互い合意の上で石炭や鉄鋼を共同管理

しようというものでした。

 

こうしていれば、奪い合うことがなく、

経済においても協力関係が生まれる

と考えたのです。

 

こうして誕生したのが、

欧州石炭鉄鋼共同体

(ECSC)です。

 

ベネルクス三国

まず、ベネルクス三国について。

 

ベ→ルギー

ネ→ーデルラント

ルクス→ルクセンブルク

 

頭を取ってベネルクス三国です。

 

この三国は、ヨーロッパの中でも

非常に小さい国家です。

 

とてもではありませんが、

一国だけでは、フランスやドイツには

敵いません。

 

ですからこの三国は、

お互いに関税に関して優遇し合う、

関税同盟を結んでいました。

 

EUは、ベネルクス三国の関税同盟を

参考にもしています。

 

 

〇EUのメリット

 

さて、EUのメリットです。

 

EUになって何が可能になったかは、

テストでも聞かれるところですよね。

 

・関税がかからない(自由貿易)

・国境の通過が自由

・資格が共通

・対外には共通関税をかける etc.

 

こうすることで

ヨーロッパ全域を一つの市場にして、

 

競争力の強いアメリカや日本に対抗

しようとしたのです。

 

また、共通通貨のEURO

2002年に流通させます。

こうして更に経済の統合を強めました。

 

それだけではなく、

政治上のことなどもEUの加盟国同士で

話し合い、団結し、

 

国際的な発言力を強めました。

 

 

〇EUのデメリット

 

ここまで見ると、

EUって良いことばかりじゃね?

って思いますよね。

 

先程も同じようなことを述べましたが、

私も憧れていました。

 

ヨーロッパ行きてぇ~

って思っていました。

 

まあ、

旅行なら今でも行きたいと思いますが、

 

ぶっちゃけ、

EUって良いことばかりじゃありません。

 

例えば、

自由貿易と国境の通過が自由などの

観点から見てみましょう。

 

自由貿易と国境の通過が自由

 

まず、自由貿易。

 

関税が掛からないということは、どのような国が有利になるのでしょう?

 

それは単純に言えば、

生産力が強い国です。

 

なぜなら、生産力が強いということは、

安い製品を大量に製造出来るからです。

 

生産力が弱い国は、この逆になります。

 

どちらが生き残れるか、

想像するのは簡単です。

 

更に、国境の通過が自由ということは、

貧しい国から大量の労働者が、豊かな国に流れてくることになります。

 

社会保障などの問題は起きますが、

国力の差が更についてしまうのです。

 

つまり、何でもかんでも自由にすると、

弱肉強食の世界が強化され、

格差の拡大を生み出すのです。

 

PIIGSFISH

という言葉をご存知でしょうか?

(ピイグス、フィッシュ)

 

豚(正確にはピグ)と魚ですね。

 

経済が停滞している欧州の国家を

指しています。

 

P→ポルトガル

I→イタリア

I→アイルランド

G→ギリシャ

S→スペイン

 

F→フランス

I→イタリア

S→スペイン

H→オランダ(ホラント)

(どちらもちょっと古い言葉ですが、

FISHの方が新しめです。)

 

政策の自由度

ギリシャが何故、経済破綻したのか?

 

それは、

自由に通貨を発行できないからです。

 

EUROは欧州中央銀行が発行します。

お金が必要だからと言って、

勝手に発行は出来ません。

 

まあ、お金が必要だからといって、

私たち国民が勝手にお金を刷ったら

どうなるのかと一緒ですよね。

 

当時のギリシャの政策自体、

ダメなことを連発していたのですが、

 

更にお金を自由に発行できないため、

経済破綻してしまったのです。

 

このように、

EUといういわば一つのグループに所属

してしまうと、

 

全てを自由にというわけにはいかなく

なってしまうのです。

 

 

〇おわりに

 

いかがでしょうか。

 

その他にも言えることは沢山あるかも

知れませんが、

 

子ども達に伝えなければならないのは、

ここら辺のことだと思います。

 

・EUに加盟することでのメリット

・メリットの影に潜むデメリット

 

これらの観点をきちんとお話出来ると

良いと思います。

 

また、アフリカの難民のところでも

述べましたが、

【難民に一言物申すっっ!】

 

国境という一つの「しきり」が

あるからこそ、

各国で独自の文化が誕生します。

 

そして、それがあるからこそ、

お互いの違いを認識し、尊重し合える

のだと私は思います。

 

グローバル化ってなんか美しく聞こえる

かも知れません。

 

理想として掲げるのは悪いわけではない

と思いますが、

 

極論、全ての家屋が繋がっていたら、

あなたはどう思いますか?

 

全世界の人間が一つ屋根の下。

これが可能なのかってお話です。

 

非常に難しい話ですよね。

 

行き過ぎたグローバル化は、

この例え話と同じだと思います。

 

現段階では、俗に言うグローバル化疲れ

があちこちで見られています。

 

さて、

どうなることやらって感じですね。

 

では、今回はこの辺で。

 

 

このブログを読んで下さる方々に

最大の敬意を込めて。

あなたの生徒が輝く授業を

最大限していきましょう。

ありがとうございました。