【奈良時代の授業ネタ-小ネタ①】

古墳~奈良




 

【奈良時代の授業ネタ-小ネタ①】

 

 

どうも、野本です。

 

2回に渡り、残りの奈良時代の授業ネタ

をご紹介させていただきます。

 

まあ、ネタと言うよりも、

説明で使える部分はないかとか、

そういった視点を持ってお付き合い

いただけると幸いです。

 

 

〇生活困窮者にもありがたかった荘園

 

当時、税の負担が重すぎて、逃亡する

農民が増え、荒廃した土地が多くなって

しまいました。

 

そこで、荒廃した土地を立て直す為

出された決まりが、「墾田永年私財法」

といいます。

 

「新しく開墾した土地は、永久に私有

出来る制度」

テスト頻出の記述です。

 

ただし、これは誰にとって一番うれしい

制度かというと、

 

農民ではありませんよ。

 

この決まりは、農民に対して狭い土地の

所有しか認めていません。

農民には大して適用されていないのです。

 

となると、富裕層である人々、

つまり、貴族や寺社勢力ですね。

 

彼らが逃亡者などを上手く利用し、

自分の所有地を拡大させていくこと

になっていきます。

 

この所有地を「荘園」と言います。

 

ただし、逃亡者や困窮した農民たちにも、

有力者に匿ってもらえるという

メリットがある訳です。

 

だからこそ、段々と口分田を捨て、

荘園の労働者になる人々が増えていく。

 

それと同時に、

荘園が拡大していくだけではなく、

公地公民が崩れ、租庸調の制度も

機能していかなくなるのです。

 

しかも、

これで一番得をしているのは誰か?

 

明らかに藤原氏なんですね。

 

そういったことからも、

墾田永年私財法の制定には、

明らかに藤原氏が絡んでいるでしょう。

 

藤原氏が天皇家の権力に風穴を開ける、

その為に築かれた制度と捉えることも

出来ますね。

 

 

余談になりますが、

このことから、平安時代はかなりの

財源不足に悩まされました。

 

国家機能を維持するのがやっとで、

平安京には検非違使(けびいし)という

警察がおかれましたが、

地方は、事実上の無法地帯でした。

 

だからこそ、地方の人々は武装する

必要があり、ここから「武士」が

現れてくることになります。

 

 

〇使いは皆イケメンだった

 

…ただそれだけです(笑)

 

イケメンの生徒を思いっきり

持ちあげましょう。

 

一応、説明を付け加えておくと、

やっぱり、舐められるのはイヤですよね。

 

中国皇帝は、基本美しいものが大好き

ですから、

 

皇帝の好みをきちんとリサーチした上で、

使いを派遣していたようです。

 

有名な人物を挙げるならば、

阿倍仲麻呂ですね。

 

中国人を差し置いて、

中国皇帝の秘書にまで昇り詰めました。

 

帰国を果たせず詠んだ歌、

天の原 ふりさけ見れば 春日なる

三笠の山に 出(い)でし月かも

[天を仰いではるか遠くを眺めれば、

月が昇っている。あの月は奈良の

春日にある、三笠山に昇っていたのと

同じ月なのだなあ]

 

月を眺めて、自分の故郷を連想している。

この「かも」の部分が故郷への愛しさを

強調しています。

 

生徒に説明するならば、迷わず「かも」を

強調したいところです。

 

最後に、743年 墾田永年私財法

♪743(無しさ)制限、私財法

 

では、今回はこの辺で。

 

 

このブログを読んで下さる方々に

最大の敬意を込めて。

あなたの生徒が輝く授業を

最大限していきましょう。

ありがとうございました。