【近畿地方の授業は魅力が盛り沢山ッ!!】
どうも、野本です。
今回は近畿地方の授業についてです。
もう、この場所に関しては、自分で行って確かめて来て下さい。
そう言いたくなる程に観光資源が多い場所ですよね。
ちなみに私は行きました。
一人でUSJにも行きました。
では、近畿地方の授業へ。ハイ、レッツゴ!
Contents
1.歴史の宝庫!近畿地方の歴史を楽しむ
近畿地方と言えば、大阪、奈良、京都あたりを思い浮かべるのではないでしょうか?他にも魅力的な場所が沢山あるのですが、歴史のことなどを考えると、知名度が高いのはこの三つと言えそうです。生徒たちが興味を持ちやすい話題を交えながら、近畿地方の魅力を掘り下げていきましょう。
(1)近畿地方の授業~かつての都「奈良」~
多くの中学生や高校生が修学旅行で訪れる場所ですね。たとえば、奈良の東大寺大仏や南大門などは、生徒たちにとってもよく知るところでしょう。しかし、ただ観光地を巡るだけでなく、その背景にある歴史を知ることで、より興味を持つことが出来ます。
たとえば…
突然ですが、クイズです🕊🎩🕊
奈良公園の鹿は、なぜ神の使いとされているのでしょうか?
① 春日大社の神様が鹿に乗ってやってきたという伝説があるから
② 奈良時代に貴族が鹿を神聖な動物として定めたから
③ 昔から鹿は奈良の特産品で、神様に奉納されていたから

東大寺の近くを歩いていると、普通に鹿が戯れています。
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(考え中)
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(考え中)
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はい、いかがでしょうか?
正解はぁ~~、、、ジャジャン♪♪
『① 春日大社の神様が鹿に乗ってやってきたという伝説があるから』でした!!
春日大社に祀られた武甕槌命(たけみかづちのみこと)が、
茨城県の鹿島神宮から白い鹿に乗って奈良にやってきたとされています。
そのため、奈良の鹿は神聖な存在として大切にされてきました。
はい、これが春日大社です。

春日大社は奈良時代に建造されました。
祀られている武甕槌命(たけみかづちのみこと)は、藤原氏の祖先神として知られています。また、日本神話の中で有名な出雲の国譲りにも出てきますね。
▼良かったらこちらのブログもご覧下さい<(_ _)>▼
【日本神話を授業で教えましょう!その4 因幡(いなば)の白兎と国譲りの神話】
※建御雷神で書いている上、そんなに出てきませんが…。
その他にも、色んなものがあります。
東大寺南大門。教科書ではよく分からないですが、間近で見るとホンット巨大です。

▼少しだけ関わる解説を▼
東大寺の大仏です。これもデカかった。

▼大仏建立に関するお話です。よろしければどうぞ▼
(2)近畿地方の授業~古くからの経済の中心地「大阪」~
1.発展は歴史にあり!
大阪城といえば、豊臣秀吉が築いた名城。生徒たちの中には戦国時代に興味がある子も多く、「なぜ大阪城はあの場所に建てられたのか?」といった視点から、地理と歴史を結びつけることも出来ます。

ちなみに、大阪城はある跡地に建てられていますよね?さて、何でしたか?
『石山本願寺』でしたね。
石山本願寺は織田信長との抗争によって焼失しましたが、その戦いは約10年間にもわたりました。単純な寺をイメージしてしまいがちですが、その姿は堀に囲まれた要塞だったそうです。
場所としても大阪湾や瀬戸内海に繋がる交通の要所であり、経済や軍事の観点から見ても、豊臣秀吉が新しく城を建てるには絶好の場所でした。

天守閣の見晴らしはとても良いです。ぜひ行ってみて下さい。
そして、江戸時代に大阪は「天下の台所」と呼ばれ、 各地の物資が大阪に集まり、全国へ流通する経済の要所となりました。
さて、他には大仙古墳がありますね。

ちょっと辺りをウロチョロしてみました。
▼良かったらどうぞ▼
皆さんご存知の通天閣タワーです。

2.経済の中心地・大阪!商人の町の秘密
大阪は古くから商業の中心地として栄えてきました。上述した通り、特に江戸時代では「天下の台所」と呼ばれるほどでした。そのような豊かな場所だからこそ、独特の文化があります。
➀大阪の食文化と商人の工夫
たこ焼き、お好み焼き、串カツなど、大阪は「食い倒れの街」として有名です。しかし、こうした食文化は単なるグルメの話ではなく、大阪商人の知恵の結晶ともいえます。
興味を引くポイント
- たこ焼きのルーツは? → 江戸時代終わり頃の「明石焼き」が元祖で、その後「ちょぼ焼き」、「ラヂオ焼き」と発展して、昭和になって具材にタコを入れるようになった。
※ラヂオ焼きは、タコではなく、味噌で煮込んだ牛すじとこんにゃくが入ってます。ちなみに「ラヂオ」は「ラジオ」のことです。当時ラジオは流行の最先端で、その流れに乗ったネーミングをつけたわけですね。
- 「くいだおれ文化」はどう生まれたのか? →諸藩の蔵屋敷が置かれ、各地から様々な食材が集まることで食文化が発展した。まさに天下の台所と言われるにふさわしい場所だった。また、商人が派手にお金を使うことで景気を回し、商業の発展に貢献した。
➁関西弁と大阪の商人文化
関西弁といえば、テレビでもよく聞く親しみやすい言葉ですが、実は商人文化と深い関係があります。
「なんぼや?」(いくらですか?)「まけとくで!」(値引きします)など、大阪の言葉には商人の交渉術が詰まっています。生徒たちにとっても、言葉の成り立ちを知ることは面白いでしょう。
他にも「ぼちぼちでんな」(比較的好調)「あきまへんわ」(不景気)などがあります。
(3)近畿地方の授業~修学旅行の定番!「京都」~
さて、お次は京都です。訪れた際に二条城なども寄ったのですが、掲載出来る写真がありませんでした。ちょっとマニアックな場所もありますが、良かったらご覧下さい。
晴明神社です。


白峯神社です。

▼崇徳上皇が怨霊になってしまうお話▼
渡月橋です。

定番中の定番、金閣と銀閣です。


▼金閣の秘密について触れています▼
その他、「清水の舞台」で有名な清水寺なども行ってみたかったです(ってか、今度行こうっと!)。ちなみに、舞台からは四季折々の美しい景色が楽しめるそうです。 信仰の場として、また京都の街を一望できる神聖な場所なんですね。
2.近畿地方の環境問題や防災の授業
(1)観光地だけじゃない!環境問題と防災の視点
近畿地方は観光地が多い一方で、環境問題や防災の視点からも学ぶことが出来ます。
1.琵琶湖と水環境問題
日本最大の湖である琵琶湖は、関西の水源として重要な役割を果たしています。「近畿の水がめ」だなんて言われたりもするくらいです。また、滋賀県民からするとそれだけではなく、魚など重要な食材の供給源にもなっています。
しかし、過去には水質汚染が問題となり、住民運動によって改善されました。
生徒が関心を持ちやすい話題
- 琵琶湖の「赤潮問題」とその解決策 → 生活排水の影響で発生したが、環境保護活動で改善。
- 「せっけん運動」とは何か? → 合成洗剤から石けんへ切り替える住民運動。
2.南海トラフ地震と防災意識
和歌山県や大阪湾沿岸部では、南海トラフ地震による津波のリスクが指摘されています。
興味を引く問いかけと答え
- 津波から身を守るために、どんな準備が必要か? → 高台への避難ルート確認、防災グッズの準備。
- 歴史上の大地震から学べることは? → 1854年の安政南海地震の記録から、避難の重要性を再確認。
(2)地域活性化の挑戦!過疎地域の未来
近畿地方の中には、都市部とは対照的に過疎化が進んでいる地域もあります。
若者が地方に戻るための取り組み
最近では、IT企業の誘致やリモートワークの推進によって、地方に移住する若者も増えてきました。
事例紹介
- 兵庫県の淡路島では、東京の企業と連携し、テレワークを活用した働き方を推進。
- 和歌山県の「みかん農家×カフェ」のように、観光と農業を組み合わせたビジネスの成功事例。
おわりに
いかがでしたか?近畿地方は面白い場所が盛り沢山の地域です。今回取り上げていない県にも興味深い場所が沢山あります。一日だけだったら絶対に回ることが出来ないので、ゆっくり時間をかけて訪れるのがベストでしょう。
近畿地方の授業では、歴史・経済・環境・地域活性化など、多様なテーマを学ぶことが出来ます。生徒たちが「近畿地方って面白い!」と思えるような授業を展開していきましょう!
では、今回はこの辺で。
このブログを読んで下さる方々に
最大の敬意を込めて。
あなたの生徒が輝く授業を
最大限していきましょう。
ありがとうございました。
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