【藤原純友の乱を語る!-純友が海賊になった理由-】
どうも、野本です。
【デキる男、藤原実資-望月の歌「この世をば~」を斬る!!-】
に音声を載せました。
よろしければ参考にして下さい。
さて、今回のお話は、
海賊になった男、藤原純友です。
〇純友が海賊になった理由
彼は、何故海賊になったのでしょうか?
この背景には、
当時の貴族社会が関係します。
彼は、伊予国(愛媛県)の国司でした。
しかし、
国司の任期が終わりに近付くにつれ、
彼は段々と憂鬱になりました。
彼は、藤原氏と言っても、
早くに父を亡くし、
京での出世は期待出来ない身分でした。
このまま京に帰れば、上にペコペコ
頭を下げる生活に逆戻り…。
「帰りたくないっ!!!」
そう思っている彼は、帰京せずに
土着する道を考えていました。
時を同じくして、
海賊達は自分達のリーダーを
探していました。
朝廷に負けない為には、
優秀なリーダーが必要だと考えて
いたのです。
では、誰が良いのか?
それは、自分達を倒した人物。
その人物は、藤原純友でした。
純友は、海賊を平定した功労者
だったのです。
海賊達は、純友の噂を聞きつけます。
そして、彼ら数人で純友の所まで行き、
自分達のリーダーになってくれと
申し入れたのです。
純友は、この申し入れをあっさり
受け入れました。
〇藤原純友の名シーン
純友は、伊予国の役人達には
帰京すると伝えていました。
港で彼らとお別れを告げ、
船に乗り伊予国を去っていきます。
その時!突然海賊船が現れ、
純友が捕まり、連れて行かれて
しまったのです。
人々は恐れおののきました。
ところが、
しばらくすると、純友を連れて行った
海賊船が戻って来るではありませんか。
そこには、海賊達の中に堂々と立つ、
純友の姿がありました。
純友:皆さん、今日から私は海賊の頭領
になります。敵同士にはなるけど、
今まで仲良くしてくれてありがとう!
そう言い放つと、彼は、烏帽子を海に
思いっ切り投げ捨て、海の彼方へと
去って行きました…。
いかがでしょうか。
このシーンなんかは、本当に自分が
海賊になることを想像し、格好つけて
話せたら良いですよね。
また、
「平将門の乱」も、「藤原純友の乱」も、
武士が中心となって鎮圧しました。
平安時代の社会的背景が彼らを生み、
時代を徐々に鎌倉時代の方向へと
進めていきます。
では、今回はこの辺で。
このブログを読んで下さる方々に
最大の敬意を込めて。
あなたの生徒が輝く授業を
最大限していきましょう。
ありがとうございました。
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