【江戸時代の授業ネタ-小ネタ②】
どうも、野本です。
江戸時代の小ネタ2回目です。
内容としては、社会科講師頻出(イミフ)
のものです。
よろしければ、お付き合いください。
〇外様は何故、江戸から遠い地域に?
参勤交代の目的との絡みですが、
「大名を経済的に弱らせ、
幕府に抵抗できなくするため。」
取り合えず、これは記述問題で出題頻度
が結構高いですね。
要するに、江戸から遠ければ遠い程、
参勤交代に莫大な費用が必要な訳です。
藩によって異なりますが、参勤交代に
関わる費用は、負担が大きいところだと
藩収入の75%にも及びます。
しかし、外様が江戸から遠い地域に
配置された大事な理由が、
もう一つあるのをご存知ですか?
ヒント「軍事的理由」です。
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(考え中)
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ご存知の方も多いかも知れませんね。
『外様が江戸に向かって攻めてきても、
迎え撃つ十分な時間をつくるため。』
要は、
外様が江戸に軍隊を引き連れて来る間、
早馬で将軍に知らせ、戦いの準備を
しっかり整えることが出来ます。
今の時代であれば、信用出来ない連中は、
自分の目の届くところに居させることが
多いと思われますが、
当時は逆だった訳ですね。
更に、参勤交代は、
大名達を江戸に滞在させるのですから、
江戸の町がかなり潤いますよね。
私が中学生だった頃は
何の感動も無く聞き飛ばしていましたが、
(教えてくれていた先生、すいません…。
社会の大切さをようやく知りました。)
今考えてみれば、かなり良く出来た
制度だと思いませんか?
教える側は、
参勤交代について、もっと熱く語っても
良いのかも知れませんね。
〇慶賀使、謝恩使の意味
意外とややこしくなるこの二つ。
さらっとでも理屈は教えて良いと
思われます。
まず、慶賀使。
慶…めでたいと祝う。よろこぶ。
賀…喜び祝うこと。祝い。
要するに、殆ど同じ意味です。
「慶賀」という言葉もありますよね。
では、誰を祝うのか?
当然、新しく就任した将軍をです。
だから慶賀使は、
将軍の代替わり毎にやって来ます。
次に、謝恩使。
これも、
「謝恩」という言葉がありますが、
(例:謝恩セール など)
謝恩とは、
感謝し恩に着るの略です。
誰に、何を感謝するのか?
それは、
将軍に、王になれたことをです。
だから謝恩使は、
琉球国王の代替わり毎にやって来ます。
いかがでしょうか。
私の説明が上手いかどうかは
分かりませんし、別にしても、
説明の仕方次第でどんなこともネタに
することが出来ますよね。
今回取り上げたようなところで、
生徒を惹き付け、熱く語れたら、
素晴らしいですね。
ちなみに、外様が江戸から遠い地域に
配置された理由を、見事に答えてくれた
生徒はいました(゚∇^d) グッ!!
その生徒に「軍師」の称号をあげました。
では、今回はこの辺で。
このブログを読んで下さる方々に
最大の敬意を込めて。
あなたの生徒が輝く授業を
最大限していきましょう。
ありがとうございました。
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