【この時代の経済授業-江戸時代ネタ】

江戸時代




 

【この時代の経済授業-江戸時代ネタ】

 

 

突然ですが、あなたは、

財政拡大派?それとも緊縮派ですか?

そんなこと急に言われても、

困ってしまうかもしれません。

 

しかし、

少なくとも、現在のデフレ状況下で

消費税を増やすのは危険ですよね。

 

今まで消費税率を上げてきて、

良かった試しは一度もありません。

(現存のデータでも一目瞭然ですよ。)

 

デフレの状況下では、政府が積極的に

財政出動してお金回りを良くしていく。

これが、中学生も知っている、

財政政策の基本中の基本です。

 

では、江戸時代は、

どうやってお金の循環をつくっていた

のでしょうか?

 

今回は、その辺について触れていきたい

と思います。

 

 

〇大阪の蔵屋敷

 

大阪に各藩の蔵屋敷が置かれていたこと

はテスト頻出ですよね。

(実際には江戸や長崎、堺などの要所

にも置かれています。)

 

そこに、年貢米や特産物が運ばれ、

取引が行われていました。

 

大阪を「天下の台所」と呼ぶ所以です。

記述問題で時々出す先生が

いらっしゃいますね。注意です。

 

これにより、海運などの輸送経路が発達。

この時代の経済を下支えしました。

 

しかし、

 

 

〇何で、大名達は商売していたの?

 

皆さん、余程、

お金が好きだったのでしょうか?

 

残念ながら、この時代の基本思想は

貴穀賤金ですから、

皆が皆、お金が好きだった訳ではない

と思われます。

 

しかし、どうしても

お金を使わなければならない理由が

あったのでしょう。

 

この時代に、莫大なお金を使うことって

なぁ~んだ?

(考え中)

もうお分かりですね。

 

正解は~、

ジャジャン♪『参勤交代』です🎯

 

どこまで信憑性のあるものかは

分かりませんが、

参勤交代にかかる費用は、一日にざっと

一千万円と言われています。

(ここをクイズにしても面白いですね。)

 

大名は、莫大なお金を持っていなければ

成り立たなかったのです。

 

そして、そのお金の多くを、

参勤交代で消費していました。

 

江戸時代は、蔵屋敷の設置により

商業が活発化し、

更に、参勤交代の制度などにより、

お金の循環が促されていました。

 

参勤交代のお話については、

【江戸時代の授業ネタ-小ネタ②】

でも触れています。

よろしければご覧下さい<(_ _)>

 

いかがでしょうか。

 

藩によって違いはありますが、

一日に一千万円かかるって💦

大名からすると過酷だったでしょうね…。

 

しかし、良いか悪いかは別として、

これでお金の循環を成立させています。

 

ちなみに、

我が国の消費税が10%に上がる理由は、

「私達国民が、常日頃から将来の

社会保障に不安を感じているため。」

らしいです。

Aさん:将来の社会保障って不安だよね?

早く消費税10%に上がんないかなぁ~。

 

Bさん:そうだよね~。政府には早く

動いてもらわないと。

(-ω-;)ウーン ここまでくると、

どう突っ込めば良いか分からないですね。

 

政府を馬鹿にするつもりはないですよ。

 

ただ、中学生が知っているようなことを、

大人達が知らない。

もしくは、知っていて嘘をついている。

 

そんな状況が少しでも良くなればと、

江戸時代の内容に、現在のことを少し

混ぜてみました。

 

後々嫌な思いをするのって、

私達もそうでしょうが、

次の世代を担う子供達もですからね。

 

では、今回はこの辺で。

 

 

このブログを読んで下さる方々に

最大の敬意を込めて。

あなたの生徒が輝く授業を

最大限していきましょう。

ありがとうございました。