【絶対王政と啓蒙思想-近代のネタ】

江戸時代




 

【絶対王政と啓蒙思想-近代のネタ】

 

 

突然ですが、問題です。

これはルイ14世の絵ですが、

彼の下半身はどうなっているでしょう?

次の三つから選んで下さい。

 

①何も履いていない

②スカート

③白タイツ

(考え中)

いかがでしょうか。

 

正解はぁ~、

ジャジャン♪『③白タイツ』でした🎯

なんか、どうでもいいですね(-_-;)

履いているのは、ショースという、

タイツの元祖みたいな衣服です。

 

今回は、タイトル通り、

近代ヨーロッパのお話です。

 

 

〇絶対王政の背景

 

当時のヨーロッパ社会は、

王が絶対的な権力を行使する政治形態を

執っていました。

 

これを絶対王政と言いますね。

 

この絶対王政ですが、

民衆は何故、抵抗しなかったのでしょう。

 

実は(皆様はご存知かと思いますが)、

絶対王政を理論づける思想がありました。

これを、「王権神授説」と言います。

 

読んで字の如し、

「王の権力は神が授けた」という考え方

ですね。

 

言い換えれば、王を否定することは

神を否定することになってしまうのです。

 

A君:俺、あの王だけは許せない!

絶対に革命を起こしてやるんだ!!

 

A君の母:この馬鹿!いいかいっ!

王様はね、神様から権力を授かって

この国を統治してくれているんだよ!

 

…みたいになってしまうのですね。

 

無能な王様がすることなんて、

気に入らない人間を処罰することや、

重税を課すことくらいです。

 

国民は耐えられません。

 

しかし、ようやくここで、

絶対王政に対抗すべく、

新たな思想が広まっていくことに

なりました。

 

 

〇啓蒙思想の解説

 

啓蒙思想家の三人はテスト頻出です。

 

ロック、ルソー、モンテスキューですね。

 

ロックが「社会契約説」、

モンテスキューが「三権分立」、

ルソーが「人民主権」。

 

この時代の背景は、ざっくり言うなら、

絶対王政 VS 啓蒙思想 ですから、

 

啓蒙思想というのは、

絶対王政を批判する為の思想です。

 

社会契約説は、政府は人権を持つ個人

との契約によってつくられるべきという

考え方で、為政者が悪政ばかりを

執っている場合、人々はその契約を

解除(抵抗)出来るというものです。

 

三権分立は、権力を一つに集中させず、

立法・行政・司法の三つに分けると

いうもの。

この時代は全て王が握っていましたから。

 

人民主権は、主権者である人々が国家を

つくり、政治を行うべきというもの。

王が主権者でしたからね。

 

これらの思想を背景に、

市民革命が展開されることになります。

 

いかがでしょうか。

 

他にもネタらしいものを挙げると、

マリー・アントワネットの

「パンが食べられないなら、〇〇〇を

食べればいいのに」なども有名ですが、

(答え:ケーキ or お菓子)

 

実際に言ったという記録はないそうです。

革命を正当化する為に、歪められた史実

である可能性があります。

 

ついでにもう一つ、

初代アメリカ大統領であるワシントンの

入れ歯は、黒人の歯を折って作られた

ものだったそうです。

 

白人によってつくられた人権は、

他の人種には適用されなかったのですね。

 

最後に、

〈人権の100年〉

1689年 権利の章典

1789年 人権宣言

1889年 大日本帝国憲法

1989年 子どもの権利条約

 

では、今回はこの辺で。

 

 

このブログを読んで下さる方々に

最大の敬意を込めて。

あなたの生徒が輝く授業を

最大限していきましょう。

ありがとうございました。