【経済の調和が崩れた日-昭和時代ネタ】
どうも、野本です。
突然ですが、東京に行って来ました。
東京に行きたいと思ったきっかけは、
【米騒動を警察が抑えられなかった理由】
をご覧下さい<(_ _)>
実は私、アジアの支援活動などで
ご活躍中の、池間哲郎先生の「日本塾」
に参加させていただいておりまして、
特別講演会があったので、
「これは行くっきゃないっしょ」と思い、
本能のまま行って来ました。
場所は学士会館。
中々もって洒落た場所です。
講演会の内容は、大変興味深く、
あっと言う間の2時間でした。
懇親会にも参加させていただき、
グレードの高い方々とお話してきました。
こりゃ~まだまだ努力しなければ。
そう思いながら帰宅しました。
是非、また行きたいと思います(^^ゞ
話は変わりますが、
図を使って説明していますか?
図などを黒板に書いて説明するのは、
生徒を惹き付ける手段の1つです。
そのお話に関しては、
【お絵描きプレゼン-プレゼンスキル】
をご覧下さい<(_ _)>
その他のプレゼンスキルについては、
社会科講師発展編をご覧下さい<(_ _)>
今回の内容は、世界恐慌について。
経済の繋がりのような小難しい内容を、
図を描いて説明すると良いと思います。
では、本題に入っていきます。
〇世界恐慌の始まり
第一次世界大戦で力を付けたのは、
アメリカと日本。
特にアメリカは、「永久繁栄」と
言われる程に経済力を強めました。
以下は当時の世界経済の繋がりです。
第一次世界大戦中、
アメリカは各国に資金を援助しています。
更に、戦後は借金に苦しむドイツを援助。
そして、イギリスやフランスは、
天文学的に高いドイツの賠償金で、
アメリカへの借金を返済していました。
しかし、戦後になって、
弱っていたヨーロッパの生産力が回復。
アメリカの製品がヨーロッパで徐々に
売れなくなっていきました。
すると、ドーーーン!!
なんと、アメリカが一気に不景気に。
経済事情の悪化により、アメリカは
ドイツを援助出来なくなります。
つまり、ドーーーン!!
当然、ドイツがこけます。
すると、ドーーーン!!
ドイツからの賠償金をあてにしていた、
イギリスとフランスもこけてしまいます。
あれ!?まだ生きている国があるぞ!
日本は…、、、
やっぱり、ドーーーン!!
日本の主要な輸出品は生糸。
得意先のアメリカがこけている時点で、
当然日本もこけています。
こうして、アメリカで生じた不景気が
一気に世界に波及しました。
これを世界恐慌と言うんですね。
※恐慌とは、大規模な不景気のことです。
〇ここが各国の分かれ道
別に、これはネタという訳では
ありませんが、後の説明は簡単です。
この状況から、各国がどうやって
抜け出そうとするか。
これがポイントですよね。
「持てる国」
アメリカ、イギリス・フランス、ソ連は、
資源や植民地を使って、独自の経済政策
に乗り出していきます。
「持たざる国」
日本、ドイツ、イタリアは、
植民地獲得に乗り出していきます。
(日本をドイツ・イタリアと同じ位置付け
にして良いかは微妙なとこですが…。)
いかがでしょうか。
取り合えず、世界恐慌で掴んでおいて、
その後、各国が何をするかを説明。
この部分の授業のポイントですね。
単純にドーーーン!!
とかやりたいだけではありませんよ。
では、今回はこの辺で。
このブログを読んで下さる方々に
最大の敬意を込めて。
あなたの生徒が輝く授業を
最大限していきましょう。
ありがとうございました。
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