【大西洋憲章と国際連合が日本を狂わせたワケ！？】
どうも、野本です。
久しぶりの歴史の投稿になります。
最近コツコツと投稿するようになりました。
ちょっとマニアック路線のブログだとは思うのですが、
こうやって世の中にコンテンツを出すのって
結構面白いんですよね。
時に面倒だとは思いますが、
あの宮崎駿監督も『大事なものは、たいてい面倒くさい』
と仰っているくらいですからね。
まぁ、コツコツやっていきたいなと思っています。
話に入っていきたいと思いますが、
大西洋憲章が実は日本の現状にも繋がっていたことを、
あなたはご存知でしょうか？
今回もよろしければお付き合い下さい<(_ _)>
〇大西洋憲章って何？
大西洋憲章って教科書に何気に出て来ますよね。
これ、どう生徒達にお伝えしていますか？
ちなみに私は深く突っ込みませんでした。
枢軸国側へのけん制や、第二次世界大戦後の世界の在り方を
イギリスとアメリカが示したものといった感じです。
これにより、アメリカが対ドイツの姿勢を明確にした
と言われています。
イギリスもアメリカもドイツが邪魔なんですね。
イギリスがドイツとすでに戦争中でしたが、
もしイギリスが敗北したら次の標的はアメリカですから。
アメリカは初めはあまり関わろうとしなかったものの、
アメリカも対ドイツの姿勢を明確にして
協力した方が良かったわけです。
しかし、この大西洋憲章ですが、
現在の日本にも大きな影響があるのをご存知ですか？
そのことは次の項でお話します。
〇大西洋憲章と国際連合
第二次世界大戦後の世界の在り方を示した、
大西洋憲章。
大西洋憲章は全部で８カ条からなり、
領土の不拡大なども盛り込まれています。
お前らが今さら何いっとんじゃ！と、
アジアやアフリカの人間であれば思うような気もしますが…。
そして、その大西洋憲章を形にした一つの在り方が、
国際連合です。
また、さらにその中身を深掘りしていくと、
国連軍の創設というものに行き当たります。
国際連合が中心となり世の平和を維持するという、
国連中心主義ともいうべき考えがあったんですね。
これが、実は日本にも影響しているのです。
国連軍が世の平和を維持するのなら、
軍隊は必要ありませんよね？
「軍隊が必要ない」ということでピンッ💡と、
もしかするとあなたもお感じになったのではないでしょうか。
そうです、日本国憲法第９条に繋がっているのですね。
〇時代に合わない日本の国体
あなたは日本国憲法において、
第９条だけやけに具体的に書かれているなと
感じたことはありませんか？
一応貼り付けておきますね。
第9条
１．日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
２．前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
▼もし良かったら、他の条文と見比べてみて下さい▼
戦争放棄を誰の目から見ても明確に述べています。
他の条文はどちらかと言うと抽象的な感じがします。
憲法ってそういうものですよね。
これ、どうして具体的なのかと言いますと、
まさに国連軍を創設しようと考えていたからです。
国連軍があるから日本に軍隊は要らない、
そういうわけです。
しかし、いかがでしょうか。
戦後の状況を考えれば当然ですが、冷戦です。
国連軍なんてつくれるわけがありませんでした。
ですから、警察予備隊→保安隊→自衛隊へと名前を変え、
縛りが色々あるものの、事実上の再軍備をしているのです。
大西洋憲章が実は日本の現在にも繋がっているという、
何とも言い難い事実が存在していました。
〇おわりに
今回のお話は以上です。
大西洋憲章って、あまり重視して教えていませんでした。
あなたはどうでしたか？
でも、こういった繋がりがあるので、
もし良ければ生徒達に教えてあげて下さい。
では、今回はこの辺で。
このブログを読んで下さる方々に
最大の敬意を込めて。
あなたの生徒が輝く授業を
最大限していきましょう。
ありがとうございました。
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