【曰く付きの日本国憲法-昭和時代ネタ】
1946年11月3日は何の日でしょう?
1947年5月3日は何の日でしょう?
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どうも、野本です。
別にクイズって訳ではありません。
答えは「文化の日」と「憲法記念日」
なのですが、
今の子ども達って、、、
意外と答えられません(-_-;)
これって、やる気無い人間代表だった、
私の中学生時代でも答えられるかと…。
(恐らくですけど…(;^_^A。)
まあ、当時の私でも答えられる理由は、
休みだぜ!ヒャッハー!!
↑武論尊先生、原哲夫先生、申し訳ありません。
という、
休みに対する熱い思いからな訳ですが。
日本国憲法が
公布された日が「文化の日」、
施行された日が「憲法記念日」ですね。
それぞれの違いは、
少なくとも公民ならば必須のはず。
ところが、
中学3年生に「憲法って何なの?」
と質問したって、
案外あやふやな回答が多い始末。
私にあーだこーだ言う権利はありません。
しかし、
憲法のお話って本当は重要ですよね。
子ども達が憲法のお話などに対し、
興味を持てるようにしていくべきですね。
少し前置きが長くなりましたが、
今回は少々曰く付き、日本国憲法のお話。
よろしければお付き合い下さい<(_ _)>
Contents
〇押し付け?Yes or No?
このお話って、
ずっと続いていますよね。
個人的には、
本当にどうでも良い議論な訳ですが。
ここで、日本国憲法制定のいきさつを、
簡単にですが振り返ってみましょう。
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大日本帝国憲法改正にあたり、
それを任された中心人物は松本丞治。
(まつもとじょうじ)
↑近衛文麿に自転車の乗り方を教えました。
しかし、松本丞治の憲法草案は、
大日本帝国憲法との大きな違いがない
ものでした。
そこでマッカーサーは、
憲法改正に際しての3原則である、
マッカーサーノートを基にし、
部下に憲法草案を作成させました。
これが日本国憲法になります。
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ざっくりですが、現在の子ども達が
習っているのはこんな感じでしょうか。
う~ん、この流れから考えてみると、
日本国憲法は必ずしも押し付けられた
とは言えませんね。
とは言っても、これは半分本当のことを
聞かされているに過ぎません。
〇持ち去られた記憶
半分本当というのは、
まだ半分を教えられていないということ。
では、もう半分とは何か。
松本丞治を含む日本人達が作成した
憲法草案は、
大日本帝国憲法とそんな変わらない内容
というのは本当の話。
もう半分の本当とは、このままだと
天皇を守れないということでした。
当時、天皇を軍事裁判にかけるという
圧力が高まっていました。
マッカーサーは、天皇を処刑すれば、
日本の激しい怒りがアメリカ、
もしくは世界に向かう危険があることに
気付いています。
(関連記事:
しかし、いくらマッカーサーであっても、
上からの圧力に抗うことは出来ません。
残された時間はわずか。
そこでマッカーサーは、
松本丞治や吉田茂を呼び、
GHQが作成した憲法草案を手渡します。
このまま新憲法が決まらない場合、
天皇が処刑される恐れがあると脅しを
かけたのです。
敗戦国である日本は、
これを受け入れるしかありませんでした。
〇おわりに
いかがでしょうか。
ですから、当時の日本側がやったこと
というのは、
GHQの憲法草案を訳すのと、
草案では一院制だったのを二院制にした
くらいのものです。
その名残が日本国憲法前文ですね。
何故、あんなに分かりづらい文章なのか。
てか、何を言っているのか分かりません。
それは、
GHQ草案を和訳したものだからです。
内容や当時の事情はどうあれ、
日本国憲法は、日本人が考え出したもの
ではないことが本当なのだと思います。
そして、私が勝手に尊敬している、
スタンフォード大学フーヴァー研究所の
西鋭夫教授が、
憲法制定当時の記録を研究所の倉庫から
発見しています。
今回のお話は、その内容を含んでいます。
これが正しい歴史なのですから、
「押し付け」とか「自由意思」とか
どうでも良い議論は最早必要無し。
日本人としてよりベターな先を導き出す、
その姿勢が大事なのだと思います。
今回は、曰く付きの日本国憲法と題し、
その制定に関わるお話を致しました。
では、今回はこの辺で。
このブログを読んで下さる方々に
最大の敬意を込めて。
あなたの生徒が輝く授業を
最大限していきましょう。
ありがとうございました。
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