【敗戦に向かう道-昭和時代ネタ】
大東亜戦争(太平洋戦争)の開戦時、
戦争の天才石原莞爾は、
![](https://ya-hon.com/wp-content/uploads/2019/02/石原莞爾-300x249.jpg)
「日本は戦争に負ける。」と言いました。
何故かを問うと、
「世界で一番大きな大陸のユーラシアと、
世界で一番大きな海の太平洋で、
同時に戦争をするなんて無謀過ぎる。」
と言ったそうです。
どうも、野本です。
石原莞爾の言葉が間違いかのように、
開戦当時の日本は連戦連勝でした。
しかし、それは日本が短期決戦に
持ち込もうとしていただけのこと。
結局、石原莞爾の言った通りになります。
今回は、日本が敗戦に向かっていく道を
お話したいと思います。
よろしければお付き合い下さい<(_ _)>
〇ミッドウェー海戦
日本の分岐点になったのは、
この有名なミッドウェー海戦です。
![](https://ya-hon.com/wp-content/uploads/2019/03/ミッドウェー諸島-300x200.png)
主力空母をアメリカ軍に潰されてしまい、
日本は空の主導権を奪われてしまいます。
この時代の戦いは、海ではなく既に空。
空母を潰されるということは、
その時点で日本に暗雲が立ち込めること
を意味していました。
何より、日本とアメリカの大きな差は、
情報戦の力量。
アメリカは、優れたレーダーや、
現代のコンピューターの源流にもなる、
巨大な暗号解読機を開発していました。
日本が何をやるのかは筒抜け状態。
これでは、どんなに勇猛果敢に攻撃を
仕掛けても敵う訳がありませんでした。
このミッドウェー海戦に敗れた後、
日本は各地で負けを繰り返しました。
〇サイパン玉砕
何故、サイパンを奪われてはいけないか。
それは、戦闘機で日本に空襲を仕掛け、
戻っていける距離にある島だからです。
![](https://ya-hon.com/wp-content/uploads/2019/03/サイパン島-300x194.png)
昭和天皇は東条英機に激怒。
![](https://ya-hon.com/wp-content/uploads/2019/03/昭和天皇-300x222.jpg)
![](https://ya-hon.com/wp-content/uploads/2019/03/東条英機-300x235.jpg)
「東条、どういうことだ!サイパン島が
陥落したというではないか!?
サイパン島が陥落したということは、
日本の本土上空に米軍機がやって来る
ということではないのか!!」
事実、このサイパン玉砕をきっかけに、
日本本土空襲が激化。
1945年3月の、東京大空襲の悲劇へ
と繋がってしまいます。
サイパン玉砕後、東条内閣は退陣せざる
を得なかった訳ですが、
しかし、東条はこの時助かったようです。
実は、東条英機の暗殺が複数計画され、
このまま退陣しなければ、
間違いなく彼は殺されていました。
ここで話は変わりますが、
サイパン玉砕に関連するお話ならば、
バンザイクリフが有名です。
![](https://ya-hon.com/wp-content/uploads/2019/03/サイパン島バンザイクリフ-300x169.jpg)
正式名称はプンタンサバネタという岬。
サイパン島にいた日本兵や民間人は
アメリカ兵に追い詰められ、
投降勧告を受けましたが、これを拒否。
80m下の海に身投げし、自決しました。
その際、「天皇陛下、万歳!」
「大日本帝国、万歳!」と両腕を上げて
身投げしたことが、その名の由来です。
自決した者は1万名にもなると言われ、
海は赤く染まり、死体の海と化しました。
現在は平和記念公園として整備され、
観光地の1つになっています。
![](https://ya-hon.com/wp-content/uploads/2019/03/サイパンバンザイクリフの慰霊碑-300x169.jpg)
慰霊碑に向かう道の途中、
戦跡として放置された戦車が見学可能で、
当時の様子をうかがうことが出来ます。
![](https://ya-hon.com/wp-content/uploads/2019/03/サイパンの戦跡-300x225.jpg)
ミッドウェー海戦やサイパン玉砕。
これらの敗北を経て、日本は敗戦へと
追いやられていきます。
いかがでしょうか。
他にも、補給路が絶たれ、餓死者が後を
絶たなかったガダルカナル島(餓島)など、
この時期は悲惨な話が多いです。
しかし、
ご先祖達が戦ってくれていたからこそ、
現在の私達があるのだと思います。
日本人は、戦える人間がいなくなったと
聞くことがあります。
現在の日本の中で、
大切なものの為に覚悟を決められる、
そんな人間がどれ程いるだろうか。
深く考えるときりがありません。
ただ、こういった方達に恥じない生き方
をしているかは気になってしまいます。
あなたはどう思いますか?
では、今回はこの辺で。
このブログを読んで下さる方々に
最大の敬意を込めて。
あなたの生徒が輝く授業を
最大限していきましょう。
ありがとうございました。
最近のコメント