【えっ!消費税って直接税なの!?】

社会の扉




 

【えっ!消費税って直接税なの!?】

 

 

どうも、野本です。

今回は消費税に関するお話をしたいと思います。

 

で、いきなり「何言ってんの!?」

というフレーズですね。

「え!?ついに馬鹿になったの?」と。

 

ですが、消費税って結局はどんな税金なのでしょう?

この記事を読んでいただければ、

消費税は直接税ということ

分かっていただけると思います。

 

では、今回もお付き合い下さい<(_ _)>

 

 

〇税金の種類

 

税金の4つの種類

税金の種類は大きく分けて4つありますね。

そうです。まずは直接税間接税

 

では、この2つの税の定義って何でしょうか?

直接税は担税者と納税者が一致する税。

間接税は担税者と納税者が一致しない税。

 

簡単ですね。記述問題でも問われることがあるので、

ここはしっかりと押えましょう。

 

また、それぞれ国税地方税に分かれます。

どのようなものかは大丈夫ですね。

 

これらを組み合わせて4つのカテゴリー

に区分されます。

大まかには覚えなければなりません。

 

 

図にしてみると

こんな感じになります。

直接税 間接税
国税 所得税

法人税

相続税

贈与税

消費税

酒税

たばこ税

揮発油税

関税

地方税 道府県民税

事業税

自動車税

市町村民税

固定資産税

事業所税

地方消費税

道府県たばこ税

ゴルフ場利用税

市町村たばこ税

入湯税

消費税はというと、

国税の間接税にしっかりと根付いています。

教科書などもそうですが、

これで良いのか正直疑問でなりません。

 

話は変わって高校入試に関して言えば、

国税を直接税と間接税に分けてきちんと覚えろ!

と私は言っていました。

残りは地方税といった感じです。

 

 

〇消費税について詳しく

 

消費税の経緯

1989年の消費税導入が懐かしいですね。

導入時は3%でした。

1997年に5%、2014年に8パーセント、

そして2019年からは10%です。

 

直接税と間接税の比率(直間比率)の差を是正する

ことを根拠に導入しました。

 

しかし現在は、増大する社会保障費の財源など、

ひっ迫する状況を是正するための財源とし、

逆に国民を苦しめています。

 

他の間接税は

消費税と他の間接税では、一体何が違うのか?

 

例えば入湯税

これは、お客の入湯行為に対して税金が発生し、

旅館が市町村に納入しています。

つまり、お客が担税者、旅館が納税者となります。

 

消費税はどうなっているの?

しかし、消費税は違います。

これは、消費者が担税者になっていると

思われがちですが、

 

消費税は事業者(企業)の付加価値に掛かっています。

※この場合の付加価値とは「課税売上-課税仕入れ」

の値のこと。

 

また、消費税法では、

「消費税の納税者は事業者」ということは

明確になっています。

ですが、この法律の中に「消費者」という言葉は

一言も出てきません。

消費税法 | e-Gov法令検索

↑↑↑↑↑

信じられないという方はご覧下さい<(_ _)>

 

消費税が上がると物価が上がるのは、

単に消費税によってコストが上がるからですね。

消費者が支払っているのは、

消費税によるインフレによって高騰した価格です。

 

消費税が間接税というイメージがあるのは…

消費税は消費者が負担している税金

というイメージが広がっていますよね。

 

これは国税庁が企業に対して、

消費税を消費者からの預かり金として処理する

ように指導しているからです。

 

単なるイメージ戦略に我々はまんまと

やられているわけです。

 

考えてみると凄いことが分かります。

令和5年現在、制度は変わりつつありますし、

細かいことは省いておきますが、

今まで零細事業者は消費税を支払う義務が

ありませんでした。

 

ですがこれ、よぉ~く考えてみて下さい。

もしこれが本当だとすると、この事業者は消費者から

税金をがめていることになります。

 

そうだとしたら、とんでもない脱税行為です(笑)

そんなわけが無いから、免税が許されていました。

 

また、消費税の免税は立派な脱税行為であると、

実際に裁判が行われています。ご存知でしょうか?

 

その際に、消費税が消費者から預かっている

お金ではないことを主張したのは誰でしょう?

その主張をしたのはなんとっ!財務省と国税庁でした(笑)

 

と言うわけで、消費税は消費者が負担している税金

などではありません。

担税者も納税者も事業者。もろ直接税なのです。

 

消費税が導入された理由

では何故、消費税は導入されたのでしょう?

 

その理由の一つをご紹介しておきますが、

当時の中小企業が

法人税をあまり払わなかったからです。

 

税引き前利益(法人税などの税金を支払う前の利益)を

わざと0に近付くよう調整し、

支払うのを避けていたんですね。

 

では、この中小企業からどうやって税を徴収するか。

ここで付加価値税を思い付きました。

 

ただ、付加価値から税金をとるとなると、

当然ですが企業からのイメージは悪い。

そこで消費税という名前に変えました。

 

そして、直間比率の是正のためなどと、

根拠のない理由を掲げて導入されたのです。

 

 

〇おわりに

 

いかがでしょうか。

消費税ってそもそも必要なの?と問われると、

私は必要ないと答えてしまいます。

 

税金を徴収する側からすれば、

安定して徴収できるので万々歳でしょうが…。

国民からすれば、まさに悪魔👿の税金です。

 

ただ、税金自体が必要ないわけではありません。

税金には景気の自動調節機能の役割もあります。

例えば、景気が過熱している時は税も上がり、

その状況を抑制しますよね。

 

要はバランスなのだと思います。

ですが、不景気にも関わらず税率を上げるような

現在のやり方は、どう考えてもおかしいでしょう。

 

経済に関しては、

こちらもご覧下さい<(_ _)>

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【防衛費のための増税!?イヤっ、国債で十分!!】

 

 

では、今回はこの辺で。

 

 

このブログを読んで下さる方々に

最大の敬意を込めて。

あなたの生徒が輝く授業を

最大限していきましょう。

ありがとうございました。

 

 

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