【例え逆賊となろうとも-明治時代ネタ】

明治時代




 

【例え逆賊となろうとも-明治時代ネタ】

 

 

さて、今回のタイトルですが、

誰を指しているでしょうか?

(考え中)

はい、答えは簡単(?)です。

『西郷隆盛』ですね。

 

という訳で、今回は、

征韓論争に敗れて下野した、西郷隆盛の

その後のお話しです。

よろしければお付き合い下さい<(_ _)>

 

 

〇西南戦争

 

征韓論争に敗れ、下野した西郷隆盛。

 

彼はその後、故郷の鹿児島に戻り、

士族に大砲の撃ち方などを教えました。

私学校を開いていたのです。

 

しかし、それは明治政府にとって脅威。

何故なら、軍隊をつくっているのと同じ

だからです。

 

大久保利通は西郷隆盛の動きを調べる為、

それを警察官に命じました。

 

しかし、その警察官が捕まってしまい、

西郷隆盛暗殺計画が漏れてしまいます。

 

その話を聞きつけた西郷の弟子達が、

逆に政府を攻撃。

 

戦火は一気に広まり、

ここに、士族最後の反乱、西南戦争が

勃発したのです。

 

教科書では、西郷隆盛が中心となって

起こしたようなニュアンスです。

しかし、決してそういう訳では無い

のですね。

 

西郷隆盛は政府軍と抗戦し、

いくらかの銃撃を受けた後、

「晋どん、ここらでもうよかろう。」と、

同行していた別府晋介に告げ、

自刃したと言われています。

(別府晋介が西郷の首を刎ねたとも

言われています。)

 

 

〇大久保利通の御守り袋から…

 

西南戦争後、

大久保利通は不平士族達によって、

紀尾井坂で暗殺されてしまいます。

 

大久保利通はいつも、

首に大きな御守りをかけていました。

 

その御守り袋の中には、「ある物」が

入っていたのです。

 

さて、その「ある物」とは何か。

それは、「手紙」です。

 

では、ここで問題。

一体、誰の手紙でしょうか。

分かりますか~???

次の①~③から選びましょう。

 

①西郷隆盛からの手紙

②妻、満寿子(ますこ)からの手紙

③木戸孝允からの手紙

(考え中)

はい、いかがでしょうか。

今回のテーマから、答えは明らか

ではありますが…。

 

正解はぁ~~、

ジャジャン♪『①西郷隆盛からの手紙』

でした~🎯🎯🎯

 

②の満寿子に関しては、

大久保利通が暗殺された後に体調を崩し、

後を追うように半年後亡くなりました。

 

③の木戸孝允に関しては、

西南戦争の最中に亡くなっています。

「西郷、もういい加減にせんか…。」と

うなされていたといいます。

 

話を元に戻しますと、

大久保利通の御守り袋に入っていたのは、

西郷隆盛からの手紙でした。

 

「一蔵どん、頑張れ!」

「一蔵どん、負けるな!」という励まし

の手紙です。

(一蔵は大久保利通の幕末頃の名です。)

 

大久保利通は西郷隆盛に生きていて

欲しかったのでしょうね。

 

この手紙を見て、自分を奮い立たせて

いました。

二人は遠く離れても親友だったのです。

 

話は変わりますが、西南戦争が起こる前。

西郷隆盛は、弟の西郷従道(つぐみち)と、

従弟の大山巌(いわお)を極秘で呼び出し

ていました。

 

二人にはある命令が下されます。

西郷:お前ら、腹を割って話す…。

今日のことは誰にも言うなよ。

 

西郷:もし、ワシと一蔵どんが戦争を

おっ始めたら、お前らはどちらにつく?

 

二人:もちろん兄さ。兄さに決まってる!

 

西郷:分かった…。では、命令を伝える!

もし、ワシと一蔵どんが戦争を

おっ始めたら、お前ら二人だけは

絶対に一蔵どんの味方をしろ!!

 

西郷:一蔵どんは国の為に頑張っている。

皆がワシの方に来てはいかん。

だから、お前ら二人は、絶対に一蔵どん

の味方をしろ!!これを忘れるな!!

いかがでしょうか。

 

例え敵になろうとも、二人は親友でした。

これが、まぎれもない西郷隆盛の大きさ

なのです。

 

今回は、

【例え逆賊となろうとも】と題して、

西郷隆盛の生き方に触れてみました。

 

では、今回はこの辺で。

 

 

このブログを読んで下さる方々に

最大の敬意を込めて。

あなたの生徒が輝く授業を

最大限していきましょう。

ありがとうございました。