【不屈の闘魂政治家-昭和時代ネタ】

昭和時代




 

【不屈の闘魂政治家-昭和時代ネタ】

 

 

ま、待て!?話せばわかるっ💦

問答無用っ、撃てぇ!!

パァーン🔫

どうも、野本です。

今回のタイトルからすると、

どうしてもアントニオ猪木を連想して

しまいますが、

 

今回の主人公は、犬養毅です。

満州国を政府が認めなかった為に、

海軍将校により暗殺されてしまいました。

 

「話せば分かる」は政党政治のフレーズ。

「問答無用」は軍国主義のフレーズ。

 

先程の話は、

話せば分かるの政党政治から、

問答無用の軍国主義に取って代わった

ことを象徴しています。

 

しかし、犬養毅は、

本当にあのような命乞いをした感じで

殺されたのでしょうか?

 

結論から述べますが、

_人人人人人人人人人人人人人_

ちげぇ!!

 ̄YYYYYYYYYYYYY ̄

 

という訳で、

今回は不屈の闘魂政治家と題して、

犬養毅と五・一五事件の真相

についてお話出来ればと思います。

 

 

〇侵入者と対峙

 

海軍将校の三上と黒岩が、

小隊を組み、首相公邸の表と裏から侵入。

 

すると、三上の小隊が直ぐに犬養毅を

発見します。

 

「犬養毅、覚悟!!」

…と放った銃撃ですが、これがなんと、

不発に終わりました。

 

なんとか命を繋いだ犬養毅。

一目散に逃げた!

…かと思いきや、逆に三上の前に堂々と

歩いて来ます。

 

犬養:話を応接間で聞こう。

 

犬養毅は、三上達を応接間へ入れました。

 

 

〇現在に残るあの言葉

 

応接間に案内された三上小隊は、

突っ立ったまま犬養毅を待ちます。

 

犬養:待たせたね。

 

と、何の迷いも無くやって来た犬養毅。

しかし、その時!

彼は三上達を睨みつけ、一言放ちます。

 

犬養:君らな、人の家に入る時は、、、

_人人人人人人人人人人人人人人人人_

靴ぐらい脱ぎたまえ(# ゚Д゚)

 ̄YYYYYYYYYYYYYYYY ̄

 

三上達:(え!?)す、すいませんっ💦

 

動揺を隠せない三上と隊員達。

 

そして、犬養毅はソファーに座り、

煙草を取り出し、

テーブルにコン、コン、コン…と静かに

打ち付けます。

 

辺りは、シーン…と静まり返り、

彼は煙草に火を付け、

スゥー、、、ハァー…と一息。

そして、もう一度…。

 

すると次の瞬間っ!

犬養:君らな、、、

_人人人人人人人人人人人人人人人人_

話せば分かるよ!!

 ̄YYYYYYYYYYYYYYYY ̄

 

ここで言いました。次代に残されている

このセリフ。

決して命乞いではありませんでした。

 

もうお気付きの方もいらっしゃるかと

思いますが、

完全に犬養毅のペースです。

 

そもそも、

問答無用とは合言葉のようなものでした。

 

犬養毅は言論だけで戦い抜いてきた男。

そんな男とまともに話をしたところで、

絶対に勝てる訳が無いのです。

 

つまり、問答無用とは、

「犬養毅と話をすると確実に負けるから、

その前に殺す。」という意味なのです。

 

しかし、犬養毅と話をしてしまった。

その時点で三上達の負けは確定でした。

 

だが、その時。運良く黒岩達が到着。

呆然としている三上達を見て驚きます。

 

黒岩:何をやっている!?問答無用だ!

撃てぇ!!

 

パァーン🔫

 

犬養毅、暗殺成功。退散。

彼らは直ぐに去って行きました。

 

 

〇犬養毅の最期の言葉

 

銃声に気付いた周囲の人間が、

彼の下へ駆け付けました。

 

しかし、その時、

なんと犬養毅は起き上がり、

はっきりとこう言います。

 

犬養:今すぐ、あの若造達を連れてこい。

俺が話をしてやるから…。ウッ、、、

 

その後、彼は衰弱し、亡くなりました。

 

いかがでしょうか。

 

犬養毅の最期の言葉は、

「話せば分かる」ではなく、

「俺が話をしてやる」だったのです。

 

最後まで自分の信念を曲げなかった男。

それが言論で戦った政治家、犬養毅です。

カッコいいじゃないですか。

 

この五・一五事件の真相を知った時、

やっぱり凄い人だったんだなあ。

と思うと共に、大切な何かに懸けている、

そんな人間でいたいと思いました。

 

最後に、前回も載せましたが、

===============

♪戦人(いくさびと)、友情満点

♪戦に恋は要らぬかい?

===============

戦人(いくさびと) → 1931

友情 → 柳条湖事件

満(点) → 州事変

戦(いくさ)に → 1932

恋(は) → 五・一五事件

要らぬかい? → 犬養

かい? → 軍将校

 

では、今回はこの辺で。

 

 

このブログを読んで下さる方々に

最大の敬意を込めて。

あなたの生徒が輝く授業を

最大限していきましょう。

ありがとうございました。