【劇プレゼン-面白いプレゼンスキルを大公開!!】

社会科講師発展編




 

【劇プレゼン-面白いプレゼンスキルを大公開!!】

 

 

1945年8月6日、

日本にとって最悪の日が訪れます。

 

アメリカ軍による、

広島への原子爆弾投下です。

 

それだけではありません。

8月9日には長崎にも原子爆弾が

投下されました。

 

凄まじい爆風と衝撃波によって、

街は壊れ、数十万人単位の人々が殺され、

その後も原爆の後遺症で苦しむ人々を

生み出しました。

「原爆投下によって戦争終結が早まった」

と言うのが、

アメリカの主張ではありますが、

 

それであれば、広島への1発で十分

なはずです。

 

では、何故長崎にも投下されたのか?

理由の1つ目は、人体実験です。

 

広島に投下された原爆は

リトルボーイと呼ばれ、

長崎に投下された原爆は

ファットマンと呼ばれました。

原爆と言っても、

それぞれ違う種類のものだったのです。

 

それぞれの威力を確かめるための

人体実験として、日本が選ばれたのです。

2つ目の理由は、ソ連への牽制です。

 

ちょうど、ソ連は日本との条約を破り、

満州で日本軍と戦っていました。

 

ソ連がこれ以上各地域を制圧し、

日本領土にまで攻め上るとすると、

 

太平洋を支配下に置きたい

アメリカにとっては、

非常に都合が悪かったのです。

 

よって、原爆を投下することで、

戦争終結を更に促し、

ソ連が日本にまで攻め上ることを

食い止めたのです。

さて、突然ですが、ここで

少し問題を出します。

 

この原爆投下後、あるポーズが

生まれました。

そのポーズとは、一体何でしょう?

 

①ガッツポーズ

②ピースサイン

③勝利のブイサイン

(考え中)

さて、分かりましたか?

 

①ガッツポーズだと思う人?

②ピースサインだと思う人?

③勝利のブイサインだと思う人?

 

これはですね、

何と、『②ピースサイン』なんです。

 

どういうことか?

 

実は、このピースサインを作った人は、

イギリスのチャーチルと言われています。

原爆投下後、チャーチルは記者の前で

得意のブイサインをします。

 

ブイサインと言うのは、当時から

あったのですね。

 

ところが、今回はこれだけでは

なかったのです。

 

チャーチルは話しを続けます。

「これを、今後はピースサインと

呼ぶことにしよう。」

 

記者は尋ねます。

「どういうことですか?」

 

「まず1本目の原爆投下が広島、

2本目が長崎。この2つの原爆投下で

世界の平和が保たれたのだから、

この2本の指は平和の象徴、ピースだ。」

 

これ以降、ピースサインは世界中に

広まっていくのです。

その2本の指が広島と長崎を

表していることを忘れて…。

 

 

さて、どうでしょうか?

 

ストーリー性の強い部分を

劇のように自ら演じ、

表現する「劇プレゼン」

 

ストーリー要素が多い、歴史の授業での

使い所が、特に多いかと思います。

 

しかも、学校では教えてくれない

内容であればある程、

生徒を惹き付けることが出来ます。

 

上記の例であれば、

 

原爆の悲惨さを感情を込めて、

更に、チャーチルと記者のやり取りを

その場にいるかのように、

 

まるで役者になったかのように

演じ切りましょう。

 

音声を載せてみました。

 

上記の例だと

劇のような部分が少なかった上、

少々カミカミなところもありますが、

よろしければ参考にして下さい。

 

基本的に、上手い人の授業は、

それだけで1つの演劇のような

部分があるので、特別な名前を

付ける程ではないかも知れませんが、

 

取り合えず、1つのプレゼンスキル

としてご紹介してみました。

 

作り方は、

「とにかく勉強しまくること。」

これに尽きます。

 

そもそも、

勉強を積み重ねる中でしか、使えそうな

ネタが見えてきません(^_^;)

 

また、私は新人の頃、

日本史講師の竹内睦泰氏の影響を

モロに受けていました。

 

今でも、歴史のネタに関しては、

この方から学んだことが

多くの元ネタになっています。

 

上のピースサインの話も、

彼の講義から学びました。

この方こそ、知識の宝庫であり、

講義が1つの演劇そのものと

言っても過言ではありません。

 

YouTubeで検索すれば、

講義動画を見ることが出来ます。

 

まだ他者の真似から離れられていない

私が言うのもなんですが、

まずは、思いっきり参考にしてみるのもアリ

かと思います。

 

以前も述べましたが、

どんなに真似したとしても、

100%完全にコピー出来る訳ではなく、

どこかでは違ってきますので…。

 

以上、お試しあれ。

 

では、今回はこの辺で。

 

 

このブログを読んで下さる方々に

最大の敬意を込めて。

あなたの生徒が輝く授業を

最大限していきましょう。

ありがとうございました。