【昭和天皇の短歌に込められた想い】

面白い歴史授業のネタ




 

【昭和天皇の短歌に込められた想い】

 

 

どうも、野本です。

突然ですが、あなたはどの歴史人物の短歌が好きですか?

 

▼ちなみに、私が個人的に好きな短歌については、

こちらをご覧下さい<(_ _)>▼

※式子内親王のお話がそうです。

【鎌倉時代の泣ける人物-後鳥羽上皇、式子内親王】

 

今回は、昭和天皇(裕仁天皇)が詠んだ短歌についてです。

よろしければお付き合い下さい<(_ _)>

※天皇が作った詩文や短歌を御製(ぎょせい)と言います。

 

 

昭和天皇(裕仁天皇)が詠んだ短歌

 

あなたは昭和天皇が詠んだ短歌と言えば、

どの短歌を思い浮かべますか?

私はこの短歌がパッと浮かんできます。

 

ふりつもる

み雪にたへて

いろかへぬ

松ぞををしき

人もかくあれ

 

【漢字表記】

降り積もる 深雪に耐えて 色変えぬ

松ぞ雄々しき 人もかくあれ

 

漢字表記にしてみると、どういった意味か分かり易くなりますね。

 

【現代語訳】

降り積もる深い雪に耐えても、

色を変えない松の木がなんといとしいことか。

人もまた、この松のように、

どんな困難にも耐えて変わらない心を持っていてほしい。

 

とても深い意味が込められていそうな短歌ですよね。

どのような背景があったのかは、以下でご説明します。

 

昭和天皇(裕仁天皇)が短歌に込めた想い

 

1. 詠まれた時期と背景

この御製は、終戦の年の翌年に発表されたものです。

大東亜戦争末期(太平洋戦争)からの日本は連日の空襲にさらされ、都市は次々と焼け落ち、

国土は焦土と化しました。

敗戦し、国民の生活は困窮を極める中で、人々の士気も大きく低下していました。

そうした状況において、昭和天皇は「深雪に耐えて色を変えない松」の姿に重ね合わせ、

困難に直面しても動じず、心を保ち続けることの大切さを国民に示そうとしたのです。

2.短歌の意味

  • 「降り積もる深雪に耐えて色変えぬ松」
    → 厳しい冬の雪に覆われても、常緑の松は変わらぬ姿で立ち続ける。

  • 「雄々しき 人もかくあれ」
    → 人もまた、いかなる困難にあっても心を変えず、雄々しくあれ。

つまり、戦後のどんなに困難な中でも、精神的に耐え抜く強さを持つように

という象徴的なメッセージです。

後世に残る短歌は、その背景を知った上で見てみると、

とても考えさせられるものがありますね。

 

昭和天皇(裕仁天皇)の短歌に対する個人の感想

 

昭和天皇が戦後に詠んだこの歌。私はどこか安心感があるように感じました。

あなたはどのようにお感じになられたでしょうか?

 

占領下にあった日本。この苦難を耐え忍び、日本人としての誇りを持ち続けて欲しい。

そのような願いを詠まれました。

 

これは何も占領下だけの話ではなく、現在にも通じていると思います。

 

意味のない情報やデマに溢れ、自分で考える力を持っていない人々。

(人のこと言えませんが…。)

 

お花畑思考に洗脳され、戦うことを忘れてしまった人々。

(やはり人のこと言えませんが…。)

現代はそのような大人達が多いとさえ言われています。

 

教育だけでも色んな問題がありますが、なんかざっくりとまとめてしまうと、

私達大人が誇りを失い、子ども達に心の火を灯せていないだけのように感じます。

少なくとも、自分が出来てすらいないことを人にいくら言っても伝わらないですからね。

 

この歌にある松のように、どんな状況であっても変わらない、

一本筋の通った存在でありたいと思ったりもしています。

 

おわりに

 

いかがでしょうか。

昭和天皇は他にも有名な短歌を残していますよね。

 

高貴な身分だとかそういうことではなく、

人として尊敬できる人物だったからこそ

後世に語り継がれていることが沢山あるのだと思います。

 

では、今回はこの辺で。

 

 

このブログを読んで下さる方々に

最大の敬意を込めて。

あなたの生徒が輝く授業を

最大限していきましょう。

ありがとうございました。

 

 

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