【太平天国の乱-近代のネタ】

江戸時代




 

【太平天国の乱-近代のネタ】

 

 

どうも、野本です。

 

今回のテーマは、太平天国の乱。

完全に、サラッと流しても良いのでは…?

といった感じの内容ですね。

 

順番的にこの内容なので、

投稿しようかしないか悩んでいたら、

時間だけが経っていました(・´з`・)

 

そんなに長い内容にもならないですが、

よろしければお付き合い下さい<(_ _)>

 

 

〇立ち上がった男、洪秀全

 

彼は、貧しい家に生まれました。

 

超難関の役人登用試験、科挙に挑むも、

3回失敗。

 

精神的ショックからか、彼は鬱状態に。

40日間寝込みました。

 

その時、彼は不思議な夢を見ます。

地獄の閻魔様が現れ、

「早く革命を起こせ!」と言ったり、

背の高い金髪の男が現れ、

「私はお前の兄だ。早く革命を起こせ!」

と言ったり…。

 

ようやく落ち着きを取り戻した彼が、

上海の街をふらふらと歩いていると、

そこにキリスト教の伝道者がいました。

 

洪秀全は呼び止められ、

伝道者から、中国語に翻訳された聖書を

もらいます。

 

そして、中身を読んでみるとビックリ!

 

彼が夢の中で見たものは、

キリスト教の神々ではありませんか。

キリスト教の神々が彼に夢の中で

語りかけていたのです。

 

…ということは、

背の高い金髪の男は、イエス=キリスト。

即ち、自分はキリストの弟だ!!

 

そう悟った彼は、科挙の教科書類を捨て、

自分の田舎へ帰り、布教活動を始めます。

 

最初は誰も彼の言うことを聞きません。

 

しかし、

彼が、詳しく知っている儒教のお話に

キリスト教を混ぜて話すようになると、

段々と信者が増えていきました。

 

 

〇太平天国の活躍

 

信者が1万人近くになると、

清国政府に彼のことが伝わります。

 

政府は彼を殺す為、

軍隊5万人を派遣しました。

 

しかし!洪秀全の信者は勇猛果敢に戦い、

5万もの軍隊を退けてしまいます。

 

それを見ていた民衆が、彼の信者となり、

信者は更に増えていきました。

自信を付けた洪秀全は、

この集団を「太平天国」と名付けました。

 

政府軍と何度も衝突しますが、全戦全勝。

 

しかし、

太平天国が通った都市では、

何の略奪行為も起きなかったといいます。

禁欲主義の洪秀全を元に、

完全に統制がとれていました。

 

太平天国は更に熱狂的な支持を受け、

信者数は10万人近くまで膨れ上がり、

南京を占領し、拠点にします。

 

だが、ここで何を勘違いしたか、洪秀全。

彼は自らを天主と名乗り、

酒池肉林の贅沢三昧が始まりました。

 

 

〇欲望に溺れた果てに

 

洪秀全には60人の妻がいました。

洪秀全が欲望に溺れだすと、

彼を見ていた信者達も豹変します。

 

洪秀全の下にいた

有能な5人の将軍を中心に、

権力闘争や略奪行為が繰り広げられる

ようになります。

 

太平天国とは名ばかりの、地獄へと変貌

してしまいました。

 

この時と言わんばかりに、

清国政府は南京に向かって軍隊を派遣。

最早、太平天国に抗う力はありません。

 

洪秀全のお付き達が、

洪秀全に「逃げて体制を整えましょう」

と提案をするも、

 

洪秀全は「神の声を聴いてくる」と、

一人部屋に立て籠もってしまいます。

しかし今回、

神様は何も言ってくれません。

 

やがて、食べ物も底を突き、

洪秀全は餓死したと言われています。

 

更に、政府軍に南京は攻め落とされ、

そこで大虐殺が始まりました。

こうして太平天国は終わりを迎えます。

 

いかがでしょうか。

 

う~ん、そんなに長くないとか言って、

そこそこ長くなりました。

 

話は全く変わりますが、

同じ時期の出来事に、インドの大反乱

がありますね。

 

捕えられたインド人捕虜の、

処刑のされ方をご存知ですか。

 

大砲の砲口に体を縛られ、撃たれました。

(木の弾を使ったみたいですが…。)

それを見たイギリス兵達は、拍手喝采の

大盛り上がりだったそうです。

 

どっちが野蛮人なのか、さっぱりですね。

 

では、今回はこの辺で。

 

 

このブログを読んで下さる方々に

最大の敬意を込めて。

あなたの生徒が輝く授業を

最大限していきましょう。

ありがとうございました。