【日本の資源・エネルギーに関する良いお話】
突然ですが、クイズ🎩🕊です。
太陽光パネルの生産国ランキング1位の国は次のうちどれ?
A.アメリカ
B.ドイツ
C.中国
D.デンマーク
このクイズ、答えは簡単ですよね。
正解は中国でした!👏👏👏解説は後程。
どうも、野本です。
今回は日本の資源に関するお話です。
資源やエネルギーについて、
どのようなことを生徒に話しますか?
これはとっても大事なお話ですよね。
興味が出るよう語って下さい。
では、今回もよろしければお付き合い下さい<(_ _)>
Contents
〇日本の資源に関して
日本のエネルギー問題
まず、日本って自分たちのエネルギーを自給自足しているイメージってないと思います。
実際、エネルギー自給率は低いです。
では、日本のエネルギー自給率はいくら位かご存知でしょうか?
2020年度で11.3%となっており、かなり低い位置にいます。
ちなみにアメリカは106%のようです。
ここまで自給率が低い理由としては、日本が狭い列島であること。
資源はあっても、一つ一つの量が少ないため、採算が取れないことなどが挙げられます。
記述問題で問われることもありますね。
資源を採掘可能な範囲は広い
上記のようなことが教科書には記載されていますが、実際にそうなのでしょうか?
他の記事で述べていますが、排他的経済水域も合わせると
日本の総面積は約447万km²で、結構な面積になります。
また、尖閣諸島に代表されるように、
本来は近くに資源が確認されている日本の領土もあります。
勝手に掘るに掘れない、中々難しい状況というのもある気がします。
〇再生可能エネルギーは
電力供給の面
電力供給における再生可能エネルギーの割合はいくら位なのでしょうか。
これは、約20.3%(2021年度)のようです。
割合が高い国として、スペイン(46.3%)、イギリス(39.6%)、
ドイツ(39.6%)などが挙げられます。
世界的には日本はまぁまぁの位置と言えるでしょう。
ただ、再生可能エネルギーには、水力、風力、太陽光など多くのエネルギーが
含まれているわけです。
それぞれ一つ一つではもっと微力なものになるので、
化石燃料の代替エネルギーになっているとは言えないと思います。
じゃあ、もっと増やせばいいじゃん?と思われるかも知れませんが、
どの発電方法も設備を必要とするため、そのために環境を破壊することになります。
それでは本末転倒になりかねませんよね。
太陽光パネルは欺瞞
太陽光パネルは、エネルギー供給に有効だと思いますか?
使いどころにもよると思いますが、
私個人としては決定的な供給源にはなりえないと思っています。
東京都は2030年までに都内の温室効果ガスを50%削減する目標を掲げています。
再生可能エネルギーの利用拡大を推進し、
2025年4月から太陽光発電設置義務化を開始する予定です。
これ、どう思いますか?当然メリットもあると思いますが、
デメリットとしては、補助があるとは言え住宅費がさらに高額になること、
そもそも廃棄するのに問題があり、
これを地球環境にやさしいものと呼べるのかどうか、こういった疑問が挙げられます。
他にも、太陽光パネルは意外にも熱に弱いことや、
世界のシェアの大半は中国が担っていることもあります。
ということは、アレ!?現在の都知事って…そういうことにもなるんですね。
また、中国で太陽光パネルを大量に製造している場所には、
人権侵害で有名なウイグル自治区もあります。
日本で製造した太陽光パネルを使うのならまだしも、
中国がどこでどうやって製造したか分からないものを使うなら、
人権侵害に加担していることにも繋がりかねません。
単に中国を非難したいわけではなく、
太陽光パネルを含む再生可能エネルギーには課題があるのです。
現在の状況の中で太陽光パネルを大量に導入しても、
地球環境の負荷を減らせるとは私は思っていません。
飽くまで使いどころが大事だと考えています。
むしろ、林を切り開いた場所に大量にズラーッと並んでいるのを見て、
「うわっ!」ってなります(なりませんか?)。
〇近年の動向
メタンハイドレート
メタンハイドレートは、「燃える氷」とも呼ばれます。
この物質は低温高圧の環境で安定するため、主に深海底や永久凍土の下に存在しています。
日本周辺の海域では、特に東シナ海、日本海、太平洋の深海底に
大量のメタンハイドレートが埋蔵されていることが知られています。
メタンハイドレートには大量のメタンガスが含まれており、
そのエネルギー量は石油や天然ガスに匹敵するため、
将来的なエネルギー資源として期待されています。
メタンハイドレートは深海底に存在するため、その採取には高度な技術が必要です。
2013年と2017年には、愛知県沖の海域で試験的なメタンハイドレートの採取に成功しました。
これは商業利用への第一歩とされています。
将来的なエネルギー資源として非常に有望なメタンハイドレートですが、
その採取や利用には技術的な課題と環境リスクが伴います。
今後の研究と開発の進展により、これらの課題が克服され、
安全かつ効率的なメタンハイドレートの利用の実現が期待されています。
南関東ガス田
日本の領土内にも、割と多くの資源が埋まっている場所はあります。
その代表例が、南関東ガス田。
天然ガスの可採埋蔵量が3,685億m³で、
これは年間の輸入量の3.7年分に相当するそうです。
まぁ、3.7年分ですから、輸出などは厳しいと思います。
ただ、現在の日本の化石燃料はほぼ輸入なわけですから、
天然ガス3.7年分はいざという時に有効利用できますよね。
千葉県のヨード(ヨウ素)
実は、例外中の例外で、世界の4分の1を産出している天然資源があるんですよ。
それが、このヨード(ヨウ素)というものです。
理科の実験でデンプンを含んでいるか調べるためのアレです。
なんでも、このヨードはパソコンの液晶画面や太陽電池などにも使われるそうです。
そんな凄いものが千葉県で大量生産出来ているのは、ご紹介した南関東ガス田のおかげです。
ヨードは海水や海藻に微量に含まれていて、これが地下で長年をかけて濃縮され、
この地層に眠る天然ガスとともに地下水に豊富に溶け込んでいるようです。
資源に乏しいとしか思われない日本ですが、このような例外があるなんて驚きです。
また、茨城県沖に海底油田が眠っている可能性があるそうです。
日本が資源を自給出来るようになったら、
経済だけではなく政治にも良い影響をもたらしそうです。
〇おわりに
いかがでしょうか。
日本の資源やエネルギーの現状を、簡単に説明してきました。
また、こういったネタとなる話以外に、
石油の輸入先→1位サウジアラビア 2位アラブ首長国連邦
石炭の輸入先→1位オーストラリア 2位インドネシア
鉄鉱石の輸入先→1位オーストラリア 2位ブラジル
テスト頻出となる内容も押さえておきましょう。
ちなみに、初めの画像はヨード入りのうがい薬でした。
では、今回はこの辺で。
このブログを読んで下さる方々に
最大の敬意を込めて。
あなたの生徒が輝く授業を
最大限していきましょう。
ありがとうございました。
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