【江戸時代の授業ネタ-小ネタ①】
どうも、野本です。
今回は江戸時代の小ネタです。
江戸時代は泰平の世ですから、
盛り上がる所が若干少ない気が
してしまいますよね。
(幕末からは違いますが…。)
何を隠そう、私がそんな感じです。
しかし、
誰もがつまらないと思ってしまう、
そんな単元を面白く。
これが、社会科講師の気概ってもんです。
是非、参考にしていただけると幸いです。
〇大老、老中、何故年食った感じなの?
数秒で終わってしまう内容ですが、
これ、きちんと説明していますか?
大老、老中だけではなく、若年寄って…。
年は若くても老けているの?
って、これは、高齢者を大切にする
儒教道徳からくるものです。
江戸時代は、その一派である朱子学を
広めましたよね。
その影響がここから見られるって訳です。
ちなみに、
儒教と朱子学って何が違うかと言うと、
簡単に言えば、儒教の教えに対し、
何故そうなるか追求したのが朱子学です。
例えば、
何故立ちションがいけないのか?
それは、公共の場で×××な×××を
さらす行為だからだ。
みたいな感じですね。
うん、例が悪いですね。失礼しました。
〇某時代劇の嘘
皆さんは、将軍に直接会える身分が
どこまでかを知っていますか?
『旗本まで』です。
ということは、
有名な某時代劇が嘘になってしまいます。
有名な某時代劇、それは、
「暴れん坊将軍」です。
悪代官の屋敷に一人乗り込み、
「余の顔を見忘れたか!」と、
いつもの決め台詞を言う徳川吉宗。
(その役を演じていたのは、
我らがマツケンこと、松平健です。)
「まっ…まさか上様!」
悪事が全てバレてしまった悪代官は、
「者ども、出会えぃ!」と吉宗を囲み、
戦いを挑みますが、
理不尽な程に強い吉宗とその部下に、
あっけなく倒されてしまう。
そんなストーリーですが、
実際であれば、悪代官は将軍の顔を
知りません。
吉宗:余の顔を見忘れたか!
悪代官:え…、どなたですか?
吉宗:はっ!?
こんな感じなんですね(-_-;)
いかがでしょうか。
ちなみに、悪代官と呼ばれる人が居る
訳ですから、その反対の人も居ます。
彼らは、当時、厳しかった年貢率を
軽減してくれていたそうで、
これを「お目こぼし」と言います。
反対に、悪代官と呼ばれていたのは、
上からの規定通り年貢を取り立てていた、
真面目な代官なのです。
なんか、皮肉なお話ですね。
あと、暴れん坊将軍というと、
生徒にとってはパチンコのイメージが
強いようです。
では、今回はこの辺で。
このブログを読んで下さる方々に
最大の敬意を込めて。
あなたの生徒が輝く授業を
最大限していきましょう。
ありがとうございました。
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