【このままでは日本の米が消える?政府米政策の危険な落とし穴】

社会の扉




 

【このままでは日本の米が消える?政府米政策の危険な落とし穴】

 

 

どうも、野本です。

今回はサクッと米政策に関して言及できたらと思っています。

 

日本の主食はやはり米ですよね。

しかし、その米すらも安定供給できていない現状。

これ、仕方ないことなのでしょうか?

 

当然ですがそんなわけありませんよね。

米不足の日本の現状は言ってしまえば人災です。

どういうことか、ご説明します。

今回もよろしければお付き合い下さい<(_ _)>

 

 

〇現在やっていることは正しい米政策なのか?

 

大分ニュースで取り上げられて、

そして不思議なことに小泉進次郎氏がヒーロー扱いされていますが、

彼らのやっていることは正しいのでしょうか?

 

…と言いますか、彼らが正しいというのなら、

ハッキリ言って現在のような日本になっていません。

 

そもそも備蓄米の流通に関しては、これを多く流通させることで、

市場原理によって米の価格を調整するという発想のようですが、

米政策として正しいのでしょうか?

 

日本には、災害や不作などの緊急時に備えるための「政府備蓄米」があります。

これは食糧安全保障の最後の砦であり、通常は約100万トン前後が保有されています。

古くなった米は入れ替える必要があり、

(古米、古古米、古古古米と年数によって「古」が増えます。)

加工用や飼料用に回されますが、本来の役割はあくまで“非常時用”です。

 

ちなみに、一生懸命に古米のことを述べている小泉進次郎氏ですが、

何を隠そう、彼が現在の農業を壊した張本人の一人です。

 

市場原理に任せるだけでは、逆に農家の廃業を招いてしまいます。

米を生産するための資材も高騰しているのに、

古米によって値段が下げられたのではたまったものではないですよね。

 

備蓄米を安易に使うのは、非常時の安全弁を削っているようなものです。

短期的な市場安定のために、長期的な食糧安全保障を危険にさらしていると言えます。

ましてや、値段を下げるだけでは米農家が苦しくなるのです。

 

欧州や米国が農業を支援しているように、日本もそこは真似して良いと思います。

 

 

〇現状を生み出した米政策

 

前年度からの無策が招いた

米が不足するということは前年度から分かっていたことなのですが、

農林水産省が「来年度になれば生産されているから大丈夫」と言い、

現実はこのザマに終わりました。

 

では、この状態はなぜ起きているのか?簡単に言えば生産能力不足です。

JAが価格を吊り上げるためにストックしているわけではありません。

※JAはそもそも営利企業ではありません。

 

生産能力を上げるためには、政府が農業を補助するなどの対応が必要です。

しかし、農林水産省の予算は増えません。

なぜなら財務省がそうしないからですね。

また、政府が一生懸命に進めていた減反政策もそもそもの原因でしょう。

 

つまるところ現状は、自民党と財務省が起こしていると言えそうです。

ここでなぜか自民党が善人面で、米に対してピーチクパーチク述べていますが、

もともとは彼らが原因です。

 

食糧に関する問題はかなりシビアに考えるべきだと思います。

なんか自民党が良いことしているような報道がされていますが、騙されてはいけない気がします。

 

根本にある米政策は減反政策

現在の米不足や農家の減少の背景には、長年続いた「減反政策」があります。

これは1970年代から続く、米の生産量を意図的に抑える政策です。

目的は「米が余って価格が下がるのを防ぐ」ことでした。

 

政府は農家に対し、水田で米以外の作物を作らせたり、

田んぼを休ませたりするよう補助金を支給しました。

一見、価格維持のために必要な施策のように見えますが、

実際には次のような悪影響をもたらしました。

 

  • 米作りをやめる農家が増え、生産基盤が縮小した
  • 若い世代が米作りに参入しにくくなった
  • 食料自給率の低下をさらに招き、輸入依存の危険性をより高めた etc.

 

結果として、日本は自ら米の生産力を落とし、食糧安全保障を弱める方向に進んでしまいました。

さらに、もし将来、海外からの食料輸入が途絶えたり、大規模災害が起きたりすれば、

国民の食を守る力は大きく損なわれてしまいます。

 

 

〇するべき米政策は

 

ひとまず真っ先にやるべきことは、

➀減反政策を廃止し、米を増産するよう農家に資金援助

➁政府が米の価格を決め、市場価格との差を補填

これで良いのではと感じます。

 

米不足を真似してしまったので、百歩譲って備蓄米の流出は仕方がない側面はあります。

ですが、先程も述べましたが、これは非常事態にとる体制で常時になってはいけません。

 

米が過剰生産になっても、実際であれば政府が支援することは可能でしょう。

また、より良い品質の米粉の開発をするなどはいかがでしょうか。

するべき米政策なんて、考えればいくらでもあるのです。

 

 

〇おわりに

 

いかがでしょうか。

日本にとってお米は食糧安全保障に関わる重要なお話ですので、

本来は早急にきちんとした政策をとるのが当たり前かと思います。

 

しかし、現在の政府は国民のほうを見ている人が少ないんですね。

それが現状を生み出しているわけです。

 

 

では、今回はこの辺で。

 

 

このブログを読んで下さる方々に

最大の敬意を込めて。

あなたの生徒が輝く授業を

最大限していきましょう。

ありがとうございました。

 

 

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