【バカンスって、、、何で可能なの❓】
フランスで有名なバカンス。
法律では、連続5週間の休暇取得が可能
となっています。
しかし、不思議に思いませんか。
これ、何で可能なの!?
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どうも、野本です。
今回は、温帯地域のお話、、、
だったはずなのですが、
焦点をバカンスに絞ってお届けします。
よろしければお付き合い下さい<(_ _)>
Contents
〇衝撃のこの画像!!
突然ですが、この画像をご覧下さい。
全く真逆の体型をしているこの二人。
これは、フランスとある地域の国々との
関係を表しています。
話しの流れ的に、肥えた男がフランス
を表すのは言うまでもありません。
では、右側のガリガリの男は、、、
一体、どの地域の国々を表している
のでしょうか。少し考えてみて下さい。
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(考え中)
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はい、いかがでしょうか。
既にお分かりかも知れませんが、
これは、『アフリカ』を表しています。
どういうことでしょうか。
簡単にご説明いたします。
〇終わっていない植民地支配
フランスはアフリカの旧植民地国に、
CFAフランという通貨を使用することを
強制させています。
その国の数は14か国。
セネガル
ギニアビサウ
マリ共和国
コートジボワール
トーゴ
ベナン
ブルキナファソ
ニジェール
チャド
中央アフリカ共和国
カメルーン
赤道ギニア
ガボン
コンゴ共和国
この14か国でCFAフランの使用が
義務付けられているのです。
でも、それは何故か。
そこに、フランスが潤う仕組みが
隠されているのです。
<仕組みその1>
CFA諸国の外貨準備金の85%は、
共同準備金としてフランス中央銀行に
預けなければならない。
そして、その中の20%以上の準備金
を使用する際は、借金となり、
利子を付けて返さなければならない。
つまり、自分達が持っているお金を
勝手に徴収される上、
大量に使う際は何故か借金になるのです。
<仕組みその2>
諸国が得た外貨は、フランス中央銀行が
海外の金融市場で運用する。
そこで得た利益は借款などに充当。
つまり、お金を勝手に徴収される上、
そのお金は金融市場で勝手に運用される。
更に、そこで上がった利益は、
強制的な借金として返ってくる。
<仕組みその3>
植民地時代にフランス政府が建設した、
インフラの代金を独立にあたって支払う。
勝手に建設したにも関わらずです。
この他、様々な搾取構造があるのですが、
このようにして構築した仕組みにより、
フランスは年間にして5000億ドル、
日本円で約56兆円を搾取しています。
ちなみに、56兆円は、
2017年の日本の税収とほぼ同額です。
〇おわりに
いかがでしょうか。
アフリカがこんな状況で搾取されている。
そんなこと、誰も知りませんよね。
では、この状況から抜け出そうとは
誰もしなかったのでしょうか。
…となると、当然違います。
自分の国の為、勇気をもって立ち上がる
人はいました。
しかし、結果は、、、
皆亡くなっています。
何故か、突然クーデターが起こり、
殺されているのです。
そして、その国のトップには、
フランスの軍閥関係者が就任しています。
何とも恐ろしい話ですよね。
プルプル((( ゚д゚;)))プルプル
正に、
人の犠牲の上で幸せが成り立っている。
そんな訳なのです。
しかし、単に日本がおめでたいだけで、
これが現実の世界なのかも知れませんね。
今回は、温帯のネタ、、、と見せかけて、
【バカンスって、、、何で可能なの❓】
と題し、お話させていただきました。
実際の授業では、
画像を提示してから国を当てさせた方が
良いと思います。
例えば、、、
「突然ですが、こちらをご覧下さい。
これは、ある先進国と発展途上国との
関係を表した画像です。」
みたいな感じですかね。
初めにバカンスの良さそうな所を語って、
それから本題に入るのも良さそうですね。
では、今回はこの辺で。
このブログを読んで下さる方々に
最大の敬意を込めて。
あなたの生徒が輝く授業を
最大限していきましょう。
ありがとうございました。
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