【日本の人口問題と世界情勢ver.2ー21世紀の水問題】
どうも、野本です。
今回は、人口問題と繋がりのある水問題についてです。
なんか少し重苦しいお話ですが、
重要なことなので、子ども達に伝えてあげると良いと思います。
食糧問題についても投稿しようと考えていますが、
水問題からまずは入っていきたいと思います。
よろしければ今回もお付き合い下さい<(_ _)>
〇水不足について
さて、ここでクイズです!🎩🕊🎩
世界にある水のうち、海水は何%を占めているでしょうか?
➀55%
➁97%
➂77%
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(考え中)
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(考え中)
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はい、いかがでしょうか。
正解はァァァァッッ!ジャジャン!!
『97%』でした!!!正解者に拍手👏👏👏
ちなみに、55%はトイレットペーパーでダブル派、
77%は「カレーのルー」は、サラサラよりドロドロ派の人のようです。
厳密には97.5%です。
ほぼ海水で、飲料水として使用できる淡水は2.5%になります。
さらに、このうち約70%は氷河などに閉じ込められているため、
実際に飲み水で利用できるのは0.01%でしかないと言われています。
そして、この0.01%がまた脅かされているわけですね。
その原因から入っていきましょう。
原因
水不足に関する原因は、もちろん今回のテーマになっている人口の増加、
その他にも気候変動の影響や、農業と工業の増加などが挙げられます。
また、農業や工業の発展にともない、
農薬や化学肥料が流出したり、工業廃水の処理の問題が生じています。
これらがさらに水不足の事態を招いています。
また、現在の世界では、約22億人が安全に管理されている飲み水を
利用できていない状況であり、さらに約1億1500万人が
湖や河川などの未処理の水を利用しています。
そこには政治的な要因や貧富の格差も影響していて、
改善は進んできていますが、まだその途上であると言えます。
事例
- アフリカのサヘル地域における、旱魃(かんばつ)による深刻な水不足
サヘル地域はアフリカの単元で出て来ますよね。サハラ砂漠の南縁に広がる地域です。
この地域一帯が乾燥帯なわけですから、水不足は必然の課題になります。
ちなみに、サハラ砂漠以南の地域では、約3億3000万人の人々が
安全な飲料水を確保できないでいるのが現状です。
最も暑い季節は井戸の水の塩分濃度が上がり、飲めるものではなくなってしまいます。
そこで現在では、水の浄水装置が普及してきているそうです。
この地域の方々が水に困らない日が来たら、本当に革命的ですよね。
- 南アジアのガンジス川流域の工業廃水による深刻な水質汚染
インドの多くの大都市を通るガンジス川。
ですが、大量の生活排水や工業廃水が流れ込み、川の水が汚染されています。
ヒンドゥー教徒にとって聖なる川なのですが、
そのために、死んだら「母なる川にかえす」という考え方から
遺体をそのまま流すこともあるようです。
汚染がかなり進んでいるそうで、
飲むとお腹をこわし、泳ぐだけでも体内に菌が侵入し、
免疫のない日本人などは体調を崩す可能性が高いそうです。
まぁ、なんにせよ、ヒマラヤ山脈から流れてくるわけですから、
初めは綺麗な水のハズなんですけどね。
〇水戦争
21世紀における水の争奪戦は、実際にいくつかの地域で見られます。
特に国境をまたぐ河川や湖の共有が問題となることが多いです。
以下にいくつかの事例を挙げます。
ナイル川流域
「グランド・エチオピアン・ルネサンス・ダム(GERD)」をご存知でしょうか?
日本語訳すると、「大エチオピア・ルネサンスダム」です。
少しだけ短くなりました。
↑どうでもいいですね。
さて、エチオピアは国内の電力供給を主な目的として、このダムを建設しました。
国内の電力供給が不足していて、国民に電気を行き届かせるためですね。
パブリック・ドメイン, リンク
しかし、このダムに関して物凄く反発している国家がありまして、
それがエジプトなんです。
そりゃあそうですよね。
「エジプトはナイルの賜物」というくらい、ナイル川の水資源に依存しています。
ここに、水資源をめぐった争いが生じているわけなのです。
21世紀が「水の世紀」とはよく言ったものです。
水資源に関して報道されることって少ないですが、
これと似たような形での軋轢が世界で生じています。
このエチオピアとエジプトのお話ですが、
これってどちらも中々退けませんよね。水なしで生きられる生物は存在しませんから。
ただ、エチオピアでいえば、この地は大地溝帯があり、地熱発電も大量に行えるハズです。
そこでその技術を持っているのが日本なのです。日本はエチオピアに技術支援をしています。
また、アメリカはエジプトを支援し、中国はエチオピアを支援しています。
そもそもダム建設を支援していたのは中国です。なんだか色々と入り組んでいますね。
いかがでしょうか。21世紀の水戦争。
日本では報道されませんが、実際に問題は生じています。
インダス川流域
続いてはインドとパキスタンの水利用を巡る対立です。
もともと両国は敵対関係にあると言ってもいいのではと思いますが、
水資源も対立の一因となっているのです。
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インダス川は、実際であればそのほとんどがパキスタンを通っています。
しかし、上流はインドのカシミール地方も通っていて、
インドもパキスタンも、水力発電や綿花栽培の重要な水資源として利用しています。
特にパキスタンに関しては、農業の90%を支えている重要なものです。
1960年には、インダス川水利条約によって共有管理に関する合意は一応あるものの、
インドが上流でのダム建設や水利用を進めることに対し、
パキスタンも争うように水力発電ダムを建設を手掛けるなど、更に対立の火種が生じています。
〇おわりに
いかがでしょうか。
人間の体重の約60%は水分で占められているわけですから、
水は当然大事なわけです。
水資源の平和的利用が求められています。
水問題は多岐にわたる要素が絡み合っており、総合的な対策が必要です。
持続可能な未来を築くためには、国際社会全体での協力が不可欠です。
お互いが手を取り合ったり、侵すことが出来ない鉄の掟として、
水資源を位置づけられると良いのでしょうが…。
▼ちなみに、日本だって他人事ではありません▼
どう他人事ではないのか、関連する記事を投稿しています。
では、今回はこの辺で。
このブログを読んで下さる方々に
最大の敬意を込めて。
あなたの生徒が輝く授業を
最大限していきましょう。
ありがとうございました。
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